カレッジマネジメント231号
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65リクルート カレッジマネジメント231 │ Jan. - Mar. 2022る。これまでの歩みを内包しつつ、立学の精神「実行力」をキーワードに次のブランディングを目指す。これまでも、こうしたキーワードを分かりやすく高校生に伝える工夫として、ウェブサイトにはできるだけ写真や動画を用いてビジュアル化し、“臨場感”のある発信を心がけてきた。「例えば、名城大学チャレンジ支援プログラムの学生が米国研修でGoogle本社を訪問した際の動画などは『世界』の臨場感が伝わるコンテンツ」と小原学長。100周年のその先のステージへ、同大学から目が離せない。 (文/能地泰代)り組みも行っている。卒業後4年を経過した卒業生に対して実施するアンケートにおいて、「大学での学びが自己の成長実感につながっている」とする回答は右肩上がりで、2020年度は82.3%に達している。学部改編も続いている。外国語学部を2016年に設置したのを皮切りに、2017年は都市情報学部と人間学部をキャンパス移転、2020年は理工学部環境創造学科の改組と続け、2022年にはデータサイエンスに特化した情報工学部を設置する。同時に都市情報学部も定員増した。さらに同じく2022年度に全学部対象の科目「データサイエンス・AI入門」を設置し、全ての学生がAI・データサイエンスが社会にもたらす価値や、デジタル技術が行きわたった社会における諸課題について俯瞰的な知識を身につけることを目指す。全学部横断の教員21名が参画し、データサイエンスとAI数理計算のフル・オンデマンド講義を展開する予定だ。今後について、開学100周年を迎える2026年はゴールではなく通過点で、もう次のビジョンが作ってあるという。新ビジョンは「中部から世界へ、創造型実学の名城大学」であ新学部と全学教育でデータサイエンスを強化表 学びのコミュニティ創出支援事業/Enjoy Learning プロジェクト(2021年度)の取り組み例「岩手県岩泉町・岩手町」等をフィールドに、経営学部・経済学部の学生が連携・協力し、授業やゼミで学ぶ専門知識を活かして地域活性化に取り組むプログラム。この取り組みを通じて、総合大学である名城大学の強みを活かした新たなアクティブラーニング手法の開発、地域経済・社会の活性化モデルの構築、及び持続可能で活力ある地域コミュニティの実現を目指す。経営学部経済学部経営学部・経済学部の連携・協業とアクティブラーニングによる新たな地域コミュニティモデルの創出事業グループワークを前提としたPBL(Project Based Learning)による実践型教育として、地域・行政と連携を図り、地域に存在する建築の価値・魅力を発掘する調査研究やワークショップ、その活用の可能性を示す提案やイベント等を実施する。研究室を跨いだグループワークに限らず、学外の多様な立場からなる他者との協働を通じて、学生が成長する機会を創出する。理工学部建築学科空き家を新たな地域コミュニティ資源として活用(木曾平沢伝統的建造物群保存地区・半田市亀崎景観形成重点地区を中心として)「岐阜県美濃加茂市」をフィールドに、地域課題の解決や地域活性化について学生主体で考え、実践的に学ぶ教育プログラム。主な参加学生を都市情報学部の1・2年次生とし、今後の学部での学びに自発的・自主的に取り組むことができる基礎的能力や意欲経験を身につけることを目的とする。都市情報学部地域と協同し課題の発見・提案・解決を実践的に学ぶ学生主体の教育プログラム CBML“Community Based Machizukuri Learning”「愛知からできること」をテーマに、東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市の支援及び教訓の伝承を行う。2016年から実施している図書館再建プロジェクトや現地調査、現地の方々との交流を通じて得た教訓や現状を研究し、その成果を学内だけではなく、愛知県に住む人々にも伝えることで、将来起こりうる大災害に備えるための啓蒙活動に繋げることを目標としている。Book-aid岩手県陸前高田市図書館再建プロジェクト Book-aid学生自らが授業での学びをアウトプットし、「竹あかり」と呼ばれる竹の照明オブジェを作成。国の重要伝統的建造物群保存地区である、愛知県名古屋市緑区「有松」の夜を照らし出す。また、ワークショップを積極的に行い、地域の方と共に活動を行うことで繋がりの輪を広げるとともに、「有松」を多くの人に知ってもらえるきっかけを作る。地域の祭りという学業の枠を飛び越えた活動に参加し、学生たちが学びの場を広げると同時に、地域活性化の糸口とする。竹あかり有松ミチアカリ~繋がりの灯~実施部署・団体取り組み例概要学びのコミュニティ創出支援事業Enjoy Learningプロジェクト天白キャンパス

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