カレッジマネジメント232号
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44リクルート カレッジマネジメント232 │ Apr. - Jun. 2022小林:第10回となる今回の調査は、入学時からコロナ禍において学校生活を送ってきた高校2年生とその保護者を対象に実施されました。2019年度の前回調査と比較し、高校生と保護者の関係性に大きな変化は見られますか。赤土:「進路についての話を保護者としているか」を尋ねた項目で、「話す」と回答した高校生の割合が過去最高の83%親子の対話の内容に変化保護者の助言への期待が過去最高に―第10回 「高校生と保護者の進路に関する意識調査」2021から見えたことリクルート進学総研と一般社団法人 全国高等学校PTA連合会は、高校生とその保護者に対し、進路に関する考え方やコミュニケーションの実態を探る調査を2003年より隔年で実施している。ここでは2022年2月発表の最新調査で特に変化の見られた保護者と子どものコミュニケーションのあり方を中心に、『高校生の保護者のためのキャリアガイダンス』編集長と小誌編集長が調査結果について考察する。図1 進路についての話を保護者としているか(全体/単一回答)「話す・計」の割合が過去最高の83%。「よく話をする」も増加傾向話す ・計話さない ・ 計82.916.481.817.778.620.879.020.086.912.684.414.984.614.686.213.883.316.775.823.5無回答まったく話さないあまり話さないときどき話をするよく話をする話す ・計話さない ・ 計2021年全体 (n= 1815 )2019年全体 (n= 1997 )2017年全体 (n= 1987 )【2021年属性別】 性別 男子 (n= 853 ) 女子 (n= 895 )希望進路別 進学希望者全体 (n= 1515 ) 大学 (n= 1218 ) 短大 (n= 58 ) 専門学校 (n= 239 ) 就職 (n= 277 ) 22.822.018.417.927.223.823.615.526.817.358.518.15.40.756.514.62.1-70.713.8--61.013.11.60.860.713.31.60.759.810.81.80.461.117.42.70.960.218.42.40.659.816.01.70.560.214.22.20.7凡例(%)※【2021年属性別】「2021年全体」より10pt以上高い5pt以上高い10pt以上低いコロナ禍の影響で全体的な対話量が増加回答者高校生●TALK01保護者と子どもは話している

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