51リクルート カレッジマネジメント232 │ Apr. - Jun. 2022赤土: 一方、約7割の保護者が子どもの進路選択にアドバイスすることを難しいと感じているという調査結果が出ており、この数字は近年大きく変化していません。アドバイスを「難しい」と感じている保護者に理由を複数回答で選んでもらったところ、1位「社会がどうなっていくのか予測がつかないから」(53%)、2位「入試制度をはじめ最新の情報を知らないから」(51%)でした(図8)。大学入学者選抜改革の動き等の影響で近年は後者がトップでしたが、順位が入れ替わり、前回よりも9ポイント上がっています。コロナ禍で社会の不透明性が増した影響があるとみています。小林:そのような保護者に対して、大学はどのような情報発信やコミュニケーションをすべきでしょうか。赤土:予測のつかない社会を生き抜くのはどのような人材で、「わが子」がそうした人材になるために必要な力は何であり、それらの力を大学がどう育てるのか。多くの保護者がこの問いを持っています。その問いに対して、各大学ごとの答えを分かりやすく伝えることが求められていると思います。図8 【高校生】進路選択についてアドバイスを難しいと感じる要因「社会がどうなっていくのか予測がつかないから」が前回より9ポイント上昇し、トップに(%)02040602021年 全体2019年 全体2017年 全体男子女子調査数社会がどのようになっていくのか予測がつかないから入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから子どもが何を考えているかよく分からないから家庭の経済的な理由で、子どもの進路の選択肢を狭めざるを得ないから子どもにアドバイスできるほど、自分の生き方・考え方に自信がないから子どもの人生を決めてしまうようなアドバイスをするのは気が引けるから子どもがアドバイスを望んでいないから高校や先生からの情報提供が十分ではないから*1 子どもと対立してしまいそうで怖いから子どもの相談に乗ったり、アドバイスするような時間の余裕がないから学校の進路指導の方針と考えが合わないことがあるからその他無回答2021年全体107053.151.122.521.621.520.711.710.05.03.72.35.80.52019年全体128644.054.720.824.022.619.110.65.84.15.33.26.91.72017年全体123043.745.519.224.522.220.78.85.93.25.03.17.42.4高大の学びの接続を大学が明示する重要性※「2021年全体」降順ソート *1) 2019年まで「教師からの情報提供が足りないなど高校が頼りにならないから」回答者保護者02特集大学の改革は保護者に伝わっているか04保護者も高校生も大学に求めている
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