カレッジマネジメント234号
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「高校生、大学生が当事者として主体的な関わりを持ってもらうため、テーマや講師の選定まで半年かけて企画していきます」そこには高校生・大学生の連携を意識し続けてきた背景がある。「フューチャーセッションの企画に関わった高校生は進路選択や学び方に大きな変化が見られたと学校でも評価されています。主体性・企画力、実行力、責任感、タイムマネジメント力が養われ、社会的課題をより深く考えるようになっているという効果も現れています。大学生の中にリクルート カレッジマネジメント234 │ Oct. - Dec. 2022高大連携教育フォーラム年1回開催のフォーラムで今年20周年。全国から高校・大学教職員約200名が参加する。高大連携に関するテーマについて知見を深める場となっている。88高大社連携フューチャーセッション高校生と大学生が実行委員となって企画するセッション。実行委員会は高校生、大学生15名程度で構成。春から半年かけてテーマや社会人講師の選定を含め企画し、秋に開催されている。セッションには30~40名ほどが参加。は、コンソーシアムの取り組みである京都学生祭典、京都学生広報部というほかの事業にも参加する中で、高校生と同様の力を見取ることができ、様々な企画が相乗的に効果を出すという一面も。生徒・学生が参加できる場を作り、活躍する場を提供することが必要であり、そういった場があれば生徒・学生はしっかりと力をつけていく。実績もできているので、今後も継続していきたいと考えています」実行委員会に参加した生徒・学生の中には「社会人になっても関わり続けたい」という声も。「今後は高校生が大学生、大学生が社会人になっても関京都高校教員交流会2018年度から実施されている高校教員の交流会。京都府内外の高校教員が参加している。他校との情報交換ができるフランクな場として人気が高い。近年は教員が参加しやすい土曜の午後に実施。地域連携で発展する大学 京都高大連携研究協議会の3つのイベント

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