カレッジマネジメント235号
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全国から大学職員が集まる大学院通信教育課程教員の多忙化を防ぐためにも職員の資質向上は不可欠自分と違う環境にいる人から学ぶ機会大学を取り巻く環境が激しく変化する時代において、大学職員が経営を支える存在になるために、どういった力を身につけるべきなのか。大学院レベルで大学経営を学ぶ桜美林大学大学院国際学術研究科 大学アドミニストレーション実践研究学位プログラムのプログラム長・大槻達也氏に、これからの職員に求められるもの、そして同プログラムの学びの内容について話を聞いた。大槻教授が担当するプログラム、通称「大アド」には、通信教育課程ということもあり、全国から多くの学生が集う。学生の9割近くは国公私立大学の事務職員。残りの1割は大学教員、高校もしくは専門学校の教職員、文部科学省を含む行政の職員や教育関連企業の社員等で構成されており、過去にはジャーナリストが学んでいたこともあるという。学生を世代別に分けると、最も多いのは30代~40代。大学に入職し自身の仕事を一通り覚えたことを踏まえ、大学全体についてより体系的に学ぶこと、また大学を外の視点から捉え直すことを目的に学ぶケースが多い。次に多くを占める40代~50代になると目的は変わり、管理職となったことで若い頃とは違う尺度で大学について学ぶ必要性を感じ入学する学生が多い。さらに、民間企業から大学に中途入職した場合、一般企業とは異なる独特の世界を持つ大学という組織そのものを学ぼうという学生も多いという。「国公私を問わず大学の経営環境は非常に厳しくなってきています。一方、変化の激しい時代のなかで大学に対する社会の期待は非常に高まっており、有意義な教育・研究によって社会に貢献することが求められています。その実現のためには、経営層だけでなく職員一人ひとりが経営判断を支えるような力を持たなければなりません。また最近は、学生優先、スチューデントファーストの意識が強まっており、その実現のためにも教職協働が必須だといわれています。それは単に教員と職員が協力するということだけではありません。教員が多忙化する傾向にあるなか、職員がいかに多くの役割を担うかということ。そのためにも、一人ひとりの職員が力をつけていくことは不可欠だと思っています」では、具体的に何をどのように学ぶのか。大槻氏は大き国際学術研究科 教授大学アドミニストレーション実践研究学位プログラム長大槻達也 氏20事例Case StudiesTheme 02職員の戦力化桜美林大学大学院国際学術研究科 大学アドミニストレーション実践研究学位プログラム変化の激しい時代の大学経営を学ぶ通信制大学院

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