カレッジマネジメント235号
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事例1地元の生徒と県外の生徒が共に学ぶ小規模校地域に根差した探究のなかで自分の成長を見つめる54リクルート カレッジマネジメント235 │ Jan. - Mar. 2023島根県立吉賀高等学校は、1学年1クラスの小規模校だ。地域みらい留学(※欄外参照)で県外からも生徒を募集し、クラスの3分の1程度が県外生となっている。卒業後の進路は大学進学から就職まで多様。生徒のなかには中学校まで勉強が得意でなかった者も少なくない。また、きめ細かな少人数指導を打ち出しており、周囲とコミュニケーションを取りづらかった生徒が自身を成長させるべく入学してくることも多い。こうした多様な生徒が、以降でふれる活動に取り組むと、大学進学においても、持てる力を発揮するようになった。島根大学の総合型選抜では毎年のように合格者が出創立1948年/普通科/生徒数102名(男子45名、女子57名)/進路状況(2022年3月実績)大学14名、専門学校8名、就職8名、その他1名総合型選抜に対する進路指導で結果を出しているのはどのような高校で、新たな入試制度にさらにどう対応しようとしているのか。特色ある3つの高校の取り組みを取材した。るようになり、私立の難関の総合型選抜でも複数人の合格者を輩出するようになったのだ。同校の最大の特徴は、地域連携のキャリア教育を推し進めていることだ。総合的な探究の時間を「アントレプレナーシップ教育」と名づけて展開。その活動のながれを、教諭の中村美楠子氏は次のように語る。「自分のやりたいことや興味あること(Will)と、地域社会の課題や必要性(Needs)を掛け合わせて、どんな課題にどういうアプローチで解決を目指すか考え、実践まで必ず行います。それを振り返り、できたことや気づいたことを発表し、フィードバックをもらって考えて…という探究のサキャリア・パスポートの一部。8つの資質・能力をベースに振り返る。教諭中村 美楠子 氏 学校DATA地元の吉賀町と東京のそれぞれでフィールドワーク。Report島根県立吉賀高等学校高校の総合型選抜に向けた取り組み「地方と都市をまたぐ探究活動」や「キャリア・パスポート」で個々の成長を促す

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