カレッジマネジメント236号
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特集0139いくのかが問われている。現在、政府で議論されている文理融合、横断、複眼教育はその一つの例であろう。学問分野の壁や組織の壁を越えた連携や協働、共創も重要なポイントとなる。そうした意味において、SDGsを独自の特別なものと捉えず、ビジョンやパーパスの実現に向けて、あらゆる意思決定のなかに柔軟に組み込んでいく必要があるのではないか。2015年の国連サミットで採択された文章の正式名称は、「Transforming Our World(我々の世界を変革する)」である。SDGsはそのなかの一部に記載されているものだそうだ。SDGsの本質が世界の変革なのであれば、未来社会をどのように「変革」していくのか、大学はその重要な一翼を担っていくという覚悟が求められるのではないだろうか。リクルート カレッジマネジメント236 │ Apr. - Jun. 2023SDGsの達成に向けて、革新技術を最大限活用することにより経済発展と社会的課題の解決の両立するコンセプト「Society 5.0」を提案図 日本経済団体連合会「Society 5.0 for SDGs」大学にとってのSDGs

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