カレッジマネジメント236号
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幸せではない・計幸せ・計1高校生の幸福感やりたいことをやれる日常が幸せ・「戦争がない国に住んでいるから」・「衣食住に困らないから。夢を持つことができるから」・「当たり前の生活を不自由なくできているから」図表1 現在の幸福感 (全体/単一回答) Q.あなたは今、「幸せだ」と思いますか。図表2 「幸せだと思う」理由(自由回答をテキストマイニング)凡例2022年 全体 (n=1727)2018年 全体 (n=1448)2014年 全体 (n=1438)幸せ・計幸せだと思うどちらかというと幸せだと思う37.927.125.8・「家族と仲良く暮らせているから」・「いつもと同じように生活できているから」・「友達に恵まれているから」・「やりたいことをやらせてもらっているから」幸せではない・計どちらかというと幸せではないと思う幸せではないと思う42.949.750.1考えたことがない(%)8.06.25.111.210.12.010.98.54.6ここ数年、世界では新型コロナウイルスの蔓延やウクライナ戦争、国内では経済停滞等暗いニュースが続いているが、高校生の日常に視点を移したとき、どれほどの高校生が今の自分が「幸せ」と感じているのだろうか。本調査の結果では、80.8%が「幸せ」「どちらかというと幸せ」と回答しており、2014年以降最も高い割合となった。特に「幸せ」と明確に回答している割合が2018年から10.8ポイントと大幅に増加している点が特徴である(図表1)。その理由をみると(図表2)、「充実」「友達」「家族」「不自由(ない)」等が並んでおり、何か特別なものを手に入れたり成し遂げたりするよりも、家族や友達に恵まれ、やりたいことをやれる、という今ある日常そのものに対して幸せを感じているようだ。80.814.276.821.375.919.5<「幸せ」「どちらかというと幸せ」と感じる理由の自由回答>52高校生の8割が感じる「幸せ」。“いつも通り”であることが大事高校生価値意識調査2022身近な「幸せ」を感じつつ、将来への不安から「安定」を求めたいデジタルネイティブであることが強み・弱みの両面に

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