注:17の目標のうち、各テーマにおいて上位5のみ抜粋①関心があるもの②大学で学んでみたい分野・テーマ③取り組んでいる探究活動のテーマ(n=213)④日常で大切・注意して行動している(n=323)人や国の不平等をなくそう貧困をなくそうジェンダー平等を実現しよう平和と公正をすべての人に海の豊かさを守ろうリクルート カレッジマネジメント236 │Apr. - Jun. 2023前ページの図表2は、高校生にSDGsに関する興味・関心の有無を尋ねた結果であるが、7割以上の高校生は「興味・関心がある」と回答している(「とても興味・関心がある(20.4%)」「まあまあ興味・関心がある(54.2%)」の合計)。属性別に見ると、大きな傾向の違いはないものの、学年別で低学年ほど「興味・関心がある」と回答した比率が高いこと、通学する高校の大短進学率において進学率70%以上のほうが「興味・関心がある」と回答した割合が高いことが分かった。下の図表3および4は、SDGsの17の目標のテーマと、「①関心があるもの」「②大学で学んでみたい分野やテーマと関Q① : SDGsで設定された以下の17の目標のうち、あなたが関心があるものはどれですか。(MA)Q② : あなたが大学で学んでみたい分野やテーマと関連があると思うSDGsの17の目標はどれですか。(MA)Q③ : あなたが取り組んでいる「探究の授業」や「探究活動」のテーマと関連があると思うSDGsの17の目標はどれですか。(MA)Q④ : あなたが日常生活の中で、大切にしたり、注意して行動したりしているSDGsの17の目標はどれですか。(MA)貧困をなくそう(n=323)30.7(n=323)13.612.79.9飢餓をゼロにすべての人に健康と福祉を質の高い教育をみんなに24.124.512.121.111.316.410.88.031.030.729.425.725.4(%)連があると思うもの」「③取り組んでいる『探究の授業』や『探究活動』のテーマと関連があると思うもの(探究学習経験者のみ)」「④日常生活の中で、大切にしたり、注意して行動したりしているもの」との関連性について、それぞれ複数回答(MA)可で尋ねた結果をまとめたものである。まず全ての設問を通じて共通して言えることとして、17のテーマのなかで半数を超えるようなものはなく回答が分散していることだ。興味・関心ごとや、探究において学ぶ内容が比較的異なっていることがうかがえる。次に、各問に対する平均の割合をみると、「①関心のあるも安全な水とトイレを世界中にジェンダー平等を実現しよう23.529.418.919.217.614.614.16.216.4すべての人に健康と福祉を質の高い教育をみんなにジェンダー平等を実現しよう住み続けられるまちづくりを平和と公正をすべての人にエネルギーをみんなに働きがいも経済成長もそしてクリーンに18.018.06.810.29.98.511.711.75.012.44.021.119.217.616.114.2(%)関心があるもの平均:22.4%大学で学んでみたい分野・テーマ平均:12.8%図表4「関心があるもの」に比べて、学びや日常行動についての平均値は低め関心があるテーマは多様1234567862.SDGsの17の目標と高校生の関心・学びとの関係図表3 SDGsの17の目標と高校生の関心・学びとの関係
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