カレッジマネジメント237号
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52(%)10080604022.62013.50大学生 全体(就職志望者/単一回答) ※大学院生除く65.458.438.129.0ると、学生の就職活動時期・期間は「早期化、長期化」の傾向にあり、2023年卒学生においては「第一志望群の企業に入社する学生が増加した一方で、入社予定企業への入社に納得している学生は減少」という特徴が見られたという。具体的には、2023年卒学生においては、3月卒業時点での大学生の就職内定率は96.8%と前年と同水準であったが、月ごとの内定率を見ると、2022年2月1日時点(13.5%)から6月1日時点(73.1%)まで、現行の就職・採用スケジュー87.883.376.573.11992年(株)リクルート入社。以来、30年にわたりHR事業領域に従事。新卒採用・中途採用・教育研修等の提案営業を経験の後、新卒メディア・中途メディア事業の営業部門、人事・組織開発、広報などのスタッフ部門の部門長を経て、2021年4月より、リクナビ編集長に就任。2022年4月より現職。趣味は、ラグビー観戦。93.890.8出典:就職プロセス調査(2024年卒)「2023年5月1日時点内定状況」就職みらい研究所 所長2024年卒2023年卒2022年卒96.894.030.319.9図1 5月1日時点の大学生(大学院生除く)の就職内定率65.148.438.9コロナ禍を経て企業の採用意欲の回復傾向が見られる昨今。学生をとりまく就職環境の現状と今後の展望について、株式会社リクルート 就職みらい研究所所長・栗田貴祥氏に、同研究所が発表している『就職白書2023』『就職プロセス調査(2024年卒)』などをもとに聞いた。まず、直近の新卒就職・採用活動の動向として、2023年春に卒業した学生(以下、2023年卒学生)と、現在就職活動を進めている2024年卒業予定の学生(以下、2024年卒学生)の活動結果ならびに活動状況について聞いた。栗田氏によ学生2月1日時点3月1日時点4月1日時点5月1日時点6月1日時点7月1日時点8月1日時点9月1日時点10月1日時点12月1日3月時点卒業時点INTERVIEW企業の堅調な採用意欲により就職活動は早期化・長期化傾向に栗田貴祥 氏2024年卒以降の新卒採用動向の変化

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