カレッジマネジメント238号
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theme02リクルート カレッジマネジメント238 │Oct. - Dec. 2023年への意思決定17グローバル人材不足過疎化・都市消滅都市への人口集中人口減少と高齢化により、地方の企業活動が停滞し産業が衰退、経済がさらに縮小し地域の活力が失われていく現象は、場所による差はありつつも進行の一途を辿っている。労働供給不足と東京をはじめとする大都市圏への人材流出、地方都市のスポンジ化や集落機能の持続性の低下、防災面のリスク増大等、課題は山積だ。政府は、「活力ある日本社会」を維持するため、「稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする」「地方とのつながりを築き、地方への新しいひとの流れをつくる」ことを戦略として明示している。各地方都市が衰退や消滅への道を辿ることがないよう、体力があるうちに、独自の強みを見極めイノベーションを追求することが不可欠と言えるだろう。少子高齢化が進行する日本。労働人口の減少はGDPの減少に直結し、もともとイノベーション不足が叫ばれるなか、新課程の探究やアントレプレナーシップ教育が初等中等教育で開始されたとはいえ、競争力低下に対する即効性ある処方箋にはなりにくいのが現状だ。特に成長分野を中心に、若手研究者の厚みをどのように拡大していくのかが喫緊の課題である。全国に数多ある大学がそれぞれに強みある研究や社会価値創出を最大化していくことができなければ、あるいは大学を中核とした地域の独自性創出を担うことができなければ、国際競争力以前に地域競争力が今以上に損なわれ、大学を含めた地域衰退にもつながりかねない。特集2040女性の活躍機会増大の推進ジェンダーギャップの解消イノベーションニーズの拡大資源(ヒト・モノ・カネ)の国際流動性向上日本の長期的経済の低迷地方経済の復活人材獲得競争の激化成長分野における日本の存在感希薄日本の国際競争力低下theme04地方の衰退

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