カレッジマネジメント239号
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編集部リポート 高校生は自分らしい進路を実現できているか 38「大学入試のあり方に関する検討会議」と「大学入学者選抜における多面的な評価の在り方に関する協力者会議」という2つの審議会が終了し、審議まとめと提言が示されて以降、大学入学者選抜(入試)に関する大きな動きは表面上あまりないように見える。読者の関心も、新課程が始まったことに関する情報キャッチアップに移っているようだ。もちろん、新課程開始により入試に与える影響は大きいだろう。一方、2023年2月に公表された「教学マネジメント指針(追補)」は、入試に関する内容である。また、コロナ禍を経た近年、総合型選抜を中心とした年内入試を受験した入学者の増加が報道されるようになり、注目を集めているようだ。この特集では、入試に関する状況や論点の現在地を探索したい。年内入試、特に総合型選抜にスコープを当てながら、時に「入試とは」というそもそもに立ち返りながら、現状を探った。 調査報告 インタビュー 事例 考察 進路検討行動の早期化・長期化と安定志向に対応する総合型選抜※本特集において大学入学者選抜は「入試」と称する。全国高等学校長協会 事務局長 宮本久也 氏文部科学省高等教育局大学入試室長 平野博紀 氏現大学1年生が受けた入試のリアルを知る創価大学 総合型選抜 PASCAL入試大谷大学 アドミッション・オフィス入試九州工業大学 総合型選抜Ⅰ桃山学院大学 ビジネスデザイン学部 総合型選抜大学入試の起点はどこかCONTENTS第2特集大学入学者選抜の現在地

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