カレッジマネジメント239号
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DP到達に必要な高さ入学時に必要な水準56DPDP1DP2卒業論文・卒業研究発展科目CP応用科目基礎科目AP入学検証ありきではなく、目的に即した体制の構築をDPCPAP入学APで求めている水準APに示す資質・能力等DP2DP3DP4DP5卒業論文・卒業研究実習・特別演習外国語(中・上級)学部外国語共通科目入学者選抜学力の3要素を大学教育のなかでどう位置づけるかポリシーを軸にした検証サイクルを回すうえで、入試、教学、検証部署の連動が難しいという声はよく聞く。効率的な経営のために作った体制が改革のボトルネックになるのは本末転倒である。平野氏は、「3ポリシーの検討には大学教育全体を俯瞰する視座が必要ですが、各ポリシーの運用は現場部署が中心ですので、当然各部署の最適化になっていく。そのうえで、俯瞰する役割を持つ機能を組み込めていなければ、DPとAPが乖離し、全体検証の目的が損なわれることは往々にして考えられます」。3つそれぞれが再統合されなかった結果として分かりやすいのが、DPとAPがほぼ同じになっている例が散見されることだ。DPという目的に即したスタートラインとして機能するAPになっているか。そのAPを達成できる入試設計になっているか。3ポリシーは一体的なものという認識のもと、教育全体の責任として、組織としても都度一体化させる必要があるのだ。DPを起点とする教学マネジメントサイクルにおけるAPを正しく実現するための評価方法として、入試が設計できているか。その際、評価対象として明示されているのが「学力の3要素」である。平野氏は、「学力の3要素は連続的なものなので、知識・技能がある学生は主体性も高かったり、思考力も高かったりもすることもあるし、かちっと3種類に分けられるものではありません」と前置きしたうえで、「そもそもこの3要素は、社会でこれから必要となる要素を言語化したという経緯を踏まえれば、社会を見据えた大学教育において必DP3DP4DP5DP6実習・特別演習外国語基礎演習(中・上級)学部共通科目入門演習外国語入学者選抜DPDP1発展科目CP応用科目基礎科目AP入学図3 DPと不整合しているAPのイメージ図DPの学修目標の幅に対して、APに示す資質・能力等の幅は足りているが、対応した選抜方法がとられていないケースDP4DP1DP2DP3卒業論文・卒業研究実習・特別演習発展科目応用科目(中・上級)学部基礎科目共通科目入学者選抜DP6基礎演習入門演習対応した選抜方法が行われていないDP5DP6外国語基礎演習外国語入門演習APの幅が足りない卒業4年次3年次2年次1年次4年間でDPまで到達させるうえで、入学時に必要な水準を問うてないケース乖離卒業4年次3年次2年次1年次卒業4年次3年次2年次1年次DPの学修目標の幅に対して、APに示す資質・能力等の幅が不足しているケースDPの学修目標123

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