進路行第一志動早期望率化上昇年内員入枠の増加応選に路問い進援支言た助じ択導指導指究受験探試定67学は自校教育に必要な測定対象を軸に入試を適切に設計できているかが問われている。双方の解像度が上がらなければ、「探究をやっても評価してくれない」(高校)と「探究を評価しないといけない気がする」(大学)という溝が埋まらない。接続観点で入試が機能しなければ、探究を頑張った高校生が期待に胸膨らませて入った大学で探究との親和性が全く見いだせずにスタックする、といったことが大量発生しかねない。こうした状況を憂慮した気概ある大学は、建学の精神の現代化を軸にした教育改革に続々と乗り出している。改革の起点が「社会ニーズ対応」であれ、「志願者減少への打ち手」であれ、旧態依然の教育ではまずいという健全な危機感であろう。また、探究支援という名の高大接続活動も広がりを見せている。現在高大接続を順調に進める大学は、もともと接続・連携活動に注力してきたところが、コンテンツとして探究が載ってきたというケースと、大学教育そのものが探究的資質を軸にしており、高校側の要望に即対応が可能なケースの2つに大きく分類されるように思われる。若者の育成という共通軸で高校と協働しながら、翻って自校教育が時代に合っているのか、探究的なのかどうかを含めた整理、そこの必要な資質能力は何かの整理、それを評価する方法としてどんな入試が必要かの開発、というマネジメントサイクルをどうやって機能させることができるか。それは当然大学の生き残りにも深く関連した文脈だ。昔、年内入試とは言葉を選ばずに言えば、「早期に志願者を確保したい大学」と、「一般入試では合格が難しい生徒を合格高校図2 現在起こっていることの概観(大学入試関連)文科省等政策高校生させるために推薦枠を利用する高校」がwin-winの関係にあるという側面が強い入試であった。現在は、長期化する進路選択の末に早期合格を決めたい高校生が、探究学習を含めた多様な活動の評価をしてくれる年内入試に挑戦する傾向が見受けられた。こうした生徒は大学教育でリーダーシップを発揮する可能性が高いため、「早く受かりたい、探究等を評価してほしい高校生」と、「より多面的に評価して主体性の高い生徒が一定数欲しい大学」がwin-winの関係にあると言えそうだ。多様な活動に身を投じてきた生徒ほど、希望する進路実現のための方策は充実してきている。高校現場はコロナ禍・新課程を経て大きく変化している。宮本氏のインタビューにあるように、高校側の教育の変化にアンテナを立て、高校教育段階で成長した生徒をどう引き受け、さらに伸ばしていくのかを教育に組み込む必要があるだろう。一方で、文科省平野氏のインタビューにあるように、大学は入試で本来の自校教育にマッチングした志願者を獲得できているのか。大学教育を起点にした「教学マネジメントの一端を担う入試」という位置づけを再考する必要がある。これは、大学から見れば「本学の教育で伸びるポテンシャルを持つ学生を選抜する」ということになるが、高校生から見れば、「自分のこれまでをきちんと評価し、もっと伸ばしてくれる大学はどこなのか」が分かりやすく示されるということだ。探究を背景に大学教育への期待値が向上する中で、改めて、DPを実現するための大学教育を核にした入試設計になっているかを問うことが、高校にも大学にも、高校生にも有益なアプローチになるのではないかと思う。リクルート進学総研作成大学第2特集●大学入学者選抜の現在地新課程「探究」主体的・対話的で深い学び観点別評価年内入試定員枠増加(年内供給増)生徒の多様な能力や成長の可視化分かりやすい人材像や入試方法進路指導が追いつかない実態への配慮明確な評価基準探究支援3つのポリシーの実質化学修成果の可視化教学マネジメント学力の3要素評価
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