カレッジマネジメント240号
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●鈴木洋文氏●岡田雄介氏●本田勝浩氏18改革を進めるうえで、求められる職員像とは本田 私が考える改革時の職員像は2つありまして、1つは外部環境と自大学の状況を的確に把握し、強い危機意識を持つ職員です。危機意識を強く持つことで、改革マインドが芽文教大学学園 常務理事法人事務局長Talk座談会改革を推進するのは紛れもなく「人」という資本。教育や研究を経営とつなぎ、将来あるべき姿の実現に向けて、確実かつ大胆に行動するのが大学職員ではないだろうか。そのミッションを担い、組織をリードする方々にお集まりいただき、職員人材の育成をテーマに語っていただいた。――大学改革の成否を決めるうえで、職員が果たす力は非常に大きいものがあると考えています。そこで、今求められている職員像についてそれぞれお伺いしたいと思います。龍谷大学 入試部 高大連携推進室事務部長高崎商科大学 事務局次長広報・入試室SV<高崎商科大学>職員数:35名管理職数:8名岡田 私が常々思うのは、大学改革に向けた自分なりの考えや強い信念を備えていることを前提に、「アジェンダ・プランナー」と「ポリシー・メーカー」、この2 つの要素を担える人間生え、アクションへと変容していくからです。厳しい状況を把握したら、それをデータ・エビデンスに基づいて示し、危機感を共有することが大事になります。2つ目は、エンゲージメントの高い「パッション(熱意)」のある職員です。改革には現状を打ち破る大きなエネルギーが必要です。厳しい状況においてもパッションを持って取り組める人材が求められています。ファシリテーター リクルート進学総研 所長・カレッジマネジメント編集長<文教大学>専任職員数:166名管理職数:57名<龍谷大学>専任事務職員数:271名管理職数:71名小林 浩大学改革を推進する人的資本の要職員の企画力をどう育成するのか

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