48本に集中している。留学生が少ない県は、当然留学生の受け皿となる高等教育機関が少ないと考えられる。なかには、留学生自体は歓迎するものの、留学生のニーズに合った学部学科等がない、英語で履修できるプログラムがない、学生寮や奨学金をはじめとする生活面での支援が未整備といったソフト面・ハード面の問題があるかもしれない。図表5では具体的に留学生を集めている大学の上位10位を経年で並べた。研究大学である旧帝大に加え、早稲田大学、立命館大学、日本経済大学といった私立大学も名を地方名北海道留学生数4,026東北6,375関東110,524中部22,1502019大学名1位早稲田大学2位東京福祉大学3位東京大学4位日本経済大学5位立命館アジア太平洋大学6位立命館大学7位京都大学8位大阪大学9位九州大学10位筑波大学留学生数133,06184,7144,30540,1454,0595,4665,4603,53611,90119,567312,214人文科学社会科学理学工学農学保健家政教育芸術その他計構成比1.7%都道府県北海道青森岩手宮城秋田山形福島茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川新潟富山石川福井山梨長野岐阜静岡愛知※大学の学部等が複数の都道府県に所在する場合、本部所在地で集計2.8%47.8%9.6%2020留学生数5,7244,2734,1783,4872,7592,6732,6312,5942,3872,372大学名早稲田大学東京大学日本経済大学京都大学大阪大学立命館アジア太平洋大学立命館大学九州大学筑波大学東北大学2019構成比42.6%27.1%1.4%12.9%1.3%1.8%1.7%1.1%3.8%6.3%100.0%留学生数100,88781,9754,25541,7804,0755,8695,8743,15713,08918,636279,597図表4 地方別・都道府県別留学生数（2022）図表5 留学生受け入れ数の多い大学の上位10位推移（2019-2022）図表6 専攻分野別留学生数（2019-2022）2021留学生数4,0263995593,9533372798483,7552,0263,3098,9517,28078,9576,2461,8244861,8004981,2529691,8623,33710,122地方名近畿中国四国九州留学生数4,7424,0763,3552,6002,5212,5092,4622,3282,2472,081大学名東京大学早稲田大学日本経済大学立命館大学京都大学立命館アジア太平洋大学大阪大学九州大学筑波大学東北大学2020構成比36.1%29.3%1.5%14.9%1.5%2.1%2.1%1.1%4.7%6.7%100.0%留学生数72,95476,3014,41341,0094,0945,9904,1592,94113,36117,222242,444連ねている。例年のランキングでも大きな変動はない。図表6では留学生が在籍する分野を経年で並べた。母数は年によって異なるが、概ねそれぞれ全体の3割前後を占めるのが人文科学と社会科学で、理学・工学・農学といった成長分野関連は2割程度というのが現状である。国が推進する成長分野注力の動きは、全体の数からは見えてこず、個々の大学の研究力や教育力に期待する一定の層はいても、日本という国自体がそうした分野において選ばれていない可能性が高い。留学生数構成比50,24521.7%9,7194.2%1,7220.7%26,38511.4%2021留学生数4,0843,9672,9842,7522,4932,4652,4082,2612,1712,044東京大学早稲田大学立命館大学日本経済大学京都大学大阪大学立命館アジア太平洋大学九州大学筑波大学東北大学構成比30.1%31.5%1.8%16.9%1.7%2.5%1.7%1.2%5.5%7.1%100.0%都道府県留学生数1,69454214,20521,19010,6331,5064753293463,2293,8281,98755861833621015,9557371,8339733,2455031,1222,017231,146三重滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山鳥取島根岡山広島山口徳島香川愛媛高知福岡佐賀長崎熊本大分宮崎鹿児島沖縄計2022大学名留学生数4,3974,2082,6982,5992,5642,5142,3922,3592,1892,0742022留学生数80,29163,0964,36137,4874,2005,8293,9212,85410,85518,252231,146構成比34.7%27.3%1.9%16.2%1.8%2.5%1.7%1.2%4.7%7.9%100.0%
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