カレッジマネジメント240号
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災ア防デ車イ動ア価セイマ・グンシグンニーレ制ンコ評・作験試ドルーィフプイタトロプ製プイタトロプグンリタニモスルヘ物建ペンコ自 UAVト69教育設計を通じた学内のリソースの共通基盤化と地域拠点化環境情報システム学実習Ⅰフィールドサイエンス実習フレッシュマンゼミナール豊かな食と一次産業を支えつつ、自然災害リスクの高い全国の農山漁村地域のDXを牽引する地域密着人材を東海地域唯一の農業工学系と防災工学系のカリキュラムで三重大学が育成三重大学内のデジタルファブリケーション機器類をデジタルで管理し、製作から改良、訓練、計測までをサポートするFITS Lab. (新設)システムの整備Fabrication, Improvement, Training, Sensing御環境情報システム学実習Ⅱンイノベーション・コモンズとしての三重大学ラムを、大学が作る必要があるのです」。今回の申請では、特に設備投資が必要なカリキュラム設計を軸に内容を固めている。即ち、以下の2点である。①農業工学・防災工学分野のDX人材育成拠点「FITS.Lab.」を整備し、実践的にデジタルマインドとスキルを育成できる環境を構築する。②産業界と連携した教育体制を整備し、地域の実データや実課題から学ぶデジタルコンテンツ教材の開発と、実問題解決を通じた実践力を育成し、デマンドサイドに立った人材育成に取り組む。これらを通じ、学生自身がDX人材としてリアルな課題に対し、デジタルスキルを活用してエビデンス(データ)に基づいて問題解決(PBL)に取り組み、デジタルマインドとスキルを育成するカリキュラムを構築する。地域の実課題に即した教育を行うという点がポイントであろう。実際の課題に触れ、データに基づいて状況を分析し、対応した機械等をデジタルファブリケーションで製作し、そのデータでさらに改良を加えていくといった一連のプロセスを教育として実施する。また、「ベンチャー起業論」という授業では農業工学や防災をテーマにしたアイデアコンペを実施し、学生が考えた機械、アイデアを民間の方の前でプレゼンして、いくら投資してもらえるかを問う。実践的能力の育成のみならず、技術を売りに社会実装を取り組む起業家精神を培うアントレプレナー教育でもある。こうした課題解決を支えるデジタルコンテンツ教材も産学連携で共同開発していく予定だ。施設利用については利用資格プログラムを構築し、全学・市民に開放して地域の拠点化することを見据える。リカレント教育や共同研究、高大連携等の場としても活用したいという。横断的な座組が機能しやすい場を採択予算で整備することを起点に、今後の地域課題解決を担う人材育成を行いやすくするネットワークと基盤を整えているのだ。農業工学と防災工学という分野は、対象が「持続可能な農山漁村地域のための課題解決(としてのDX人材育成)」と共通しているため、実際の教育はオーバーラップするところリクルート カレッジマネジメント240 │Apr. - Jun. 2024図1 「サステナブルな農山漁村地域を実現する地域密着型DX人材育成」事業概観

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