調査概要20“地域”への着目Report調査報告図表1 大学キャンパス所在地を基点とした出身地域および就職予定先地域での分類2014(平成26)年9月3日、まち・ひと・しごと創生本部の設置が閣議決定されたが、その翌年にあたる2015年に、私が所属する就職みらい研究所(以下、当研究所)にて、2016年大学卒業予定者を対象とした『大学生の地域間移動に関するレポート』を発表した。それ以降毎年発表しており、本稿では最新の2024年卒業予定者を対象としたレポート(2024年3月発表)についてデータ等を紹介したいのだが、その前に、このレポートを作成するに至った背景調査名 : 大学生の就職活動状況調査調査目的 : 大学キャンパス所在地ごとに、大学生の出身地・就職先分布、地元就職意向、地元就職に対する不安度、愛着度、地域以外出身者における大学キャンパス所在地での就職意向等の傾向を把握することで、各地域の特徴を明らかにする。調査方法 : インターネット調査 調査時期 : 2024年1月5日~2024年1月31日調査対象 : マクロミル社のモニターより、2024年3月卒業予定の大学生回収数 : 1920人<本レポートの集計方法>2024年1月時点で就職先が確定している大学生に対象を絞り、集計を実施した。各地域の集計対象サンプル数は右記の通り。を少し触れておきたい。「学生は、東京への大学進学をきっかけに、就職先として地元や出身地域等に戻ってこないが、何故戻って来ないのか」「大学卒業後、大学があるこの地域へ留まらないのは何故か」といった問い合わせを、企業をはじめ大学関係者や自治体等から頂戴していた当時、学生の居住地域別での就職活動動向はある程度知り得ていたが、地域移動を考慮したデータ等を紹介できていなかったことで、地域に関する学生の思考や志向等を明らかにしたかったことがはじまりである。全体北海道東北(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)北関東(茨城県、栃木県、群馬県)首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)北陸・甲信越(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県)東海(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)京阪神(京都府、大阪府、兵庫県)近畿(滋賀県、奈良県、和歌山県)中国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)四国(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)九州(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)人材サービス関連事業にて、中途採用についてのマーケティングを担当。その後、新卒採用における、企業・学生の採用・就職活動動向に関する調査・マーケティングを担当。2001年4月よりリクルートワークス研究所にて、「大卒求人倍率調査」「採用見通し調査」等、労働市場関連の調査を担当。主な研究内容は「新卒採用」関連や「女性のキャリア」等。2013年4月より現職リクルート 就職みらい研究所 研究員①地域出身・地域内就職者②地域出身・地域以外就職者③地域以外出身・地域内就職者④地域以外出身・地域以外就職者1482551093353764134298307534113大学生の地域間移動に関するレポート2024より大学キャンパス所在地地域出身者地域以外出身者地域内就職者地域以外就職者地域内就職者地域以外就職者徳永英子氏地域選択は“本質的な地域を知る”ことが鍵
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