大学レベルプログラムレベル授業レベル474. 学生の意見を取り入れた評価5. 特色ある取組の評価6. 効果的・効率的な評価の実施おわりにを視野に入れて、「基準4 教育・学習」「基準7 学生支援」において、新たな「評価の視点」を盛り込んだ。例えば、「基準4 教育・学習」における「評価の視点」では、「ICTを利用した遠隔授業を提供する場合、自らの方針に沿って、適した授業科目に用いられているか。また、効果的な授業となるような工夫を講じ、期待された効果が得られているか」等を設定した。現在の認証評価における学生意見の聴取は、実地調査時の学生インタビューだけである。次期の評価では、認証評価をより開かれたものとし、大学教育と学習環境を学生の視点から把握することを通じて、大学の現状をより深く理解することを目的に、学部1年次生を除く学部生・大学院生を対象としたアンケート調査を実施することとしている。アンケートは、5月初旬に大学に依頼し、5月下旬に学生から回答を得ることを予定している。なお、学生からの意見は、評価の直接的根拠資料にするものではなく、あくまでも大学の状況を理解し、確認事項の抽出、整理の活用にとどめるものとする。大学の評価の最大の目的は、質の保証と質向上である。すなわち、単に、期待される教育水準や質を満たしていることを保証するだけでなく、大学の個性・特長が伸長され、多様な発展を遂げることができるよう、評価を通じて大学をエンカレッジしていくことも、評価の重要な役割と考えている。次期においては、これまでの「長所」に加えて、「特に優れた取り組み」を新たな提言に加える予定である。「特に優れた取り組み」については、「長所のうち、一定の成果があり、かつ、先駆大学・短大の理念・目的教育目的・教育目標の設定3Pの設定学位プログラムの体系化授業の目標設定全学に関わる事項・国際化の推進・地域連携、地域貢献、等APに則した入学者の確保効果的教育方法の開発とその実施学習の進捗状況の把握と学習支援単位認定・成績評価・学位授与シラバス・チェックシラバスの作成効果的授業の実施学習の進捗管理性や独創性、独自性が見られる、または他大学の参考になり得る要素が見られるもの」と定義して、こうした取り組みを発掘していく。また、「特に優れた取り組み」を大学間で共有していくことが「質の向上」において極めて重要であり、今後は、共有のための具体的方策の検討を進めていきたい。評価における負担軽減は、日本だけでなく海外でも度々指摘されている。評価水準を維持したまま、大学側及び評価者側の負担をいかに軽減させていくか、極めて重要な課題である。次期は、評価における重複などを可能な限り減らすことにしており、例えば、評価項目は、全体として47項目から34項目に縮減させた。また、中教審大学分科会質保証システム部会の「審議まとめ」(2022年3月)で提言された、内部質保証の体制・取り組みが特に優れていると認定された大学に対する弾力的措置について、本協会はその実施を決定した。紙幅の関係から、弾力的措置の具体的内容は割愛するが、一定の要件を満たしている大学に対して、評価項目ごとの自己点検・評価を求めることはせず、中期計画、方針、目標との関連で種々の取り組みの有効性の点検・評価を基準単位で求めていくこととしている。本協会の次期認証評価では、「1.学習成果を基軸に据えた内部質保証の重視とその実質性を問う評価」が基本かつ重要な方針となる。大学は、主体的に内部質保証を展開して、教育の充実と学生の学びと成長を図ることができるか。本協会は、認証評価を通じてこれらを後押ししていきたいと考えている。全学に関わる事項の検証・外部評価の実施、等プログラムのモニタリングプログラム・レビュー・教育内容・方法、カリキュラム、 教員組織、等の検証・学習成果の把握・評価・学習成果の可視化授業評価アンケート教員相互による授業参観検証結果を踏まえた改善・改革検証結果を踏まえたプログラムの改善授業改善3Pの見直し学習成果を基軸に据えた内部質保証の重視とその実質性を問う評価特集2認証評価 第4期の重要ポイント学習成果の設定学習成果の修得を目指す教育・学習の展開内部質保証に責任を負う組織学習成果の測定学習成果の測定結果の活用
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