カレッジマネジメント241号
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大学・短期大学基準協会の評価の特色と課題Contribution寄稿大学・短期大学基準協会の認証評価の仕組みは、米国西地区学校・大学基準協会(WASC)二年制高等教育機関認定委員会(ACCJC)のアクレディテーションの手法を取り入れており、第2評価期間以降はACCJCと連携協定を締結し、当協会の適格認定の国際通用性を担保している。評価基準については、学生の学習成果、三つの方針、PDCAサイクル等を取り入れ、教育の質保証においては学習成果を焦点にした査定(アセスメント)を向上・充実の手法として明確にすることを主軸とした4基準を設け、評価校に対しては、自らの経営分析による経営の健全化を図るとともに、各大学の建学の精神に基づいた特色ある教育について、より一層の向上・充実を図る自己点検・評価を求めた(図表1)。学内外に公表グロリア・ロジャース(Gloria Rogers)による品質保証のための査定より査定結果の所見証拠の解釈学習成果を焦点にした向上・充実のための査定(アセスメント)知識・技能・能力理解・態度・ 信念意見・価値コミュニケーション能力令和2年にまとめられた「教学マネジメント指針」にも高等教育機関の内部質保証の確立について言及されており、これら大筋の方針については、本協会が確立してきた質保証のあり方に通じるものであり、国の政策のほうが、本協会が基本方針としてきたグローバル・スタンダードに近づいてきたとすら感じるところもある。一方で学習成果(学修成果)という用語について、やや視点が異なるため、ようやく周知されてきた本協会の「学習成果」の定義について、評価員や評価校から様々なご意見を頂くところである。しかし、教学マネジメント指針をきちんと読み解くと大意は変わるところではないので、今後これらは丁寧に説明していく予定である。また、これまでは短期大学のみの評価を行っていたが、第3評価期間途中より四年制大学の評価も実施することとなった。第4評価期間以降は大学・短期大学を併設する場一般財団法人大学・短期大学基準協会 理事短期大学認証評価委員会 委員長(学校法人志學館学園 志學館大学・鹿児島女子短期大学 理事長)卒業認定・学位授与の方針教育課程編成及び実施の方針入学者受け入れの方針資格取得等の判定基準 学内外に公表学内外に公表教育の目的・目標卒業生・採用担当者等による定性評価/定量評価学生のニーズ52ミッション建学の精神・教育理念向上・充実のためのフィードバック学内外に公表学習成果(専門的・汎用的)学習成果を獲得する教育の方法、実践査定証拠の収集・分析三つの方針図表1 教育の質保証のためのPDCA査定(アセスメント)とPDCA大学・短期大学基準協会大学・短期大学基準協会の評価基準の考え方と変更のポイント志賀啓一

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