カレッジマネジメント241号
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76200名を収容できる大講義室。明るく開放感あふれる講義室は、座学の授業やセミナー等に使用。教員やメンターが常駐し、数学や統計、物理、プログラミングをマンツーマンで教えるコミュニティースペース。本学は、2025年に創立90周年を迎えることを機に、2024年4月に初めての理系学部として、工学部を開設した。その先端研究・教育の拠点となるのが校舎「さつき」である。ラーニングホールは開放的なオープンスペースとして、デザイン思考等のグループワークやロボット等の実験・デモで常に賑わっている。イベントも頻繁に開催され学部を超えた交流の場となっている。デザイン思考を活かして世界と地域の課題解決に貢献する「品格あるグローカル人材」の育成を目指している。消費エネルギーの低減、SDGsを踏まえた環境配慮型の建物は、地上4階建ての造り。1・2階を講義室や演習室、大型実験室、3・4階を研究室・教員室で構成している。特に目玉となる空間が、「iStudio」だ。教員やメンターが常駐し、1対1で数学や統計、物理、プログラミングの理解や習得をサポートするスペースで、全学部の学生が理数系科目を安心して学ぶことができる。校舎は、建物や研究室内外の活動が相互に伝わるリビングラボを採択し、自然な共創が実現する学修環境を提供する。外構はバイオスウェルやレインガーデンにより持続可能性と生物多様性の向上を図り、環境共生型キャンパスを実現した。大型実験室(iArena)は制作したロボットの動作実験や競技会に向けた練習等、多目的に使用。エンジニアが売るのは、単なる技術ではなく、「解決策」である。「自分の専門技術を売り込むこと」を越えて、チームを作り解決策を提供する。これが工学を足がかりにして社会に貢献するエンジニアの「外さない」アプローチである。この考え方に基づいて、応用範囲の広いデジタル技術(情報技術とロボティクス)をしっかり教えながら、「デザイン思考」を用いてチームによる課題解決の方法を体感させる教育を実施している。さらに、デジタルツールを駆使してチームの力を最大限発揮する訓練も、様々な演習やグループワーク講義に埋め込まれている。卒業後

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