カレッジマネジメント241号
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77ソフトウェア・プログラミング演習を行うTechnology Sandbox。1分野の研究に留まらず分野横断の交流ができるよう、共用空間を配置。の50年間、社会に「善き解決策」を提供することを楽しみながら、エンジニアとして、あるいは社会課題解決家として、生きがいを追求できる骨太教育を「知徳一体」(本学の教育理念)の下に行う。新入生は最初の数週間で、「これが大学で学ぶということなんですね!」と言う。科目を取って、授業に出て教科書を理解するといった高校までの受け身な勉強の延長線上に大学での勉強を捉えるのではなく、分らないことはまず自分で調べ勉強する、さらに教員や先輩チューターに聞くことで理解を深める、広げる、そして目標達成のためにはそもそも何を知るべきか、勉強すべきかを探索する。そしてまず実践してみる。こうしたやり方に、入学してから短期間で気づいてもらえていることはとても幸せである。入学後数週間で、オープンキャンパスの来訪者にロボットのデモを自らデザイン、実施できる学生もおり、教員も手応えを感じている。半径200m以内に外国語学部、国際学部、経済学部、経営学部、工学部が並び、1学年700名程度の学生が、教員と常に密に接する環境にあることが、本学キャンパスの特徴である。課題解決のためには、技術以外に、異なる人々の考え方や文化の違いを理解し、円滑なコミュニケーショロボット設計・制作実習等を行うFabrication Lab。毎日の勉強や研究のためのスペースが完備。ンを通じて信頼を勝ち得、共通の目標設定に向けて合意を形成することが不可欠である。また解決策を実施するためのファイナンス、継続的な活動を可能とする経営体制や方法の構築も必要である。学部を横断した教育を進め、異なる専門・背景を持つ様々な人達と効果的に連携することの重要性を体験する。この経験は学生のみならず、教員にとっても重要である。なお、周辺には課題解決型の総合大学は少なく、自治体や企業、市民等が抱える地域課題解決にも貢献する連携プロジェクトを計画している。 (文/麗澤大学 教授 副学長 柴崎亮介)

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