カレッジマネジメント242号
18/87

18産学官連携の拡大に向けた課題とはInterviewインタビュー2024年5月、文部科学省が「研究大学における外部リソースの更なる獲得に向けた効果的な産学官連携活動等に係る調査分析」の成果報告書である「産学官連携の良好事例集」を公表した。そこに示されている「組織」対「組織」の産学官連携を成功に導く9つの要諦と具体的なノウハウは、研究大学のみならず、地域との連携・共創を模索する大学にも大きな示唆を与えるものとなっている。そこで、この調査・分析事業を文部科学省から受託した※図版出所は全て文部科学省「産学官連携の良好事例集」ボストン コンサルティング グループ(BCG)の担当である折茂美保氏に、各要諦の概観と、大学と地域との共創に転用できる点等についてお話を伺った。─「産学官連携の良好事例集」(以下、事例集)をまとめられた背景にある課題意識とは何でしょうか。日本の研究大学の研究力向上において、産学官連携のあり方にはまだまだ改善の余地があるだろうというのが、この調査・分析の出発点です。産学官連携の課題のありかと好事例について、9つの大学へのヒアリングをもとにまとめました。東京大学経済学部卒業。同大学大学院学際情報学府修士。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。BCG社会貢献グループの日本リーダーを務め、パブリックセクター等のコンサルティングを担当。ボストン コンサルティング グループ(BCG)マネージング・ディレクター & パートナー図1 事例集全体像図2 産学官推進プロセスにおける4つの要諦折茂美保氏「組織」対「組織」の産学官連携を成功に導く9つの要諦

元のページ  ../index.html#18

このブックを見る