カレッジマネジメント242号
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副学長の数が3名と学生数に対しては少ないため、各副学長の3つの分掌(学務・学生・研究)ごとに部門別委員会を設置し、委員会メンバーが副学長補佐を担うことで推進力を高めます。副学長補佐には各分野でこれまで豊富な経験のある教員を登用していますが、学長特別補佐には、次の世代を支える若手人材を配置しています。本学は継続性の弱さも課題であり、全学的な改革を次世代にバトンタッチできる体制を考えました。「教学DX戦略委員会」では、総合性を活かしたプログラムを支える基盤となる、付属高校との連携と教学DXに取り組みます。10万人規模の総合教育機関だからこそ実現できる、世界最大規模の教学DXの構築です。なかでも法人内の付属中学校・高等学校には本学と共通のLMS(学修管理システム)を提供し、高校別に本学でどういう学びに連携できたかを見られるようにします。付属校における本学の学びの理解を深め、内部進学のインセンティブになることを期待しています。これまで数の力を持ちながら、その取り組みが弱かったという反省があり、本学の唯一無二の特徴である総合教育機関としての強みを活かしながら、国内はもとより世界に挑戦していきます。本学は今大きく変わろうとしています。このことを大学内外に伝える取り組みも進行中です。 おおぬき しんいちろう1968年生まれ 1991年 日本大学理工学部電気工学科卒 2000年 日本大学大学院理工学研究科電気工学専攻 2003年 イリノイ大学電気コンピュータ工学科客員講師 2004年 日本大学理工学部助手 2015年 日本大学理工学部教授 2020年 日本大学理工学部情報教育研究センター長 2022年 学校法人日本大学理事、日本大学副学長 2024年 日本大学学長博士後期課程修了 イリノイ大学電気コンピュータ工学科ポストドクトラル研究員 オープンキャンパスでは各学部が個の力を発揮するだけでなく、理事長とともに積極的に出向いて全学的なPRを行っています。また、今年度より「スマイルキャンパスプロジェクト」と称する学生の笑顔を増やすイベントを企画し、各キャンパスの学生たちとの交流の機会を理事長も私も楽しんでいます。本学の卒業生は、創立以来120万人を超えており、本学を支える大きな支えとなっています。オール日大で卒業生にもご協力いただき、入学式や卒業式で本学卒業生を含む著名アーティストらによるライブパフォーマンスを実現できたのも、多数活躍する卒業生のおかげです。「社会に出てあらためて日大の強みを実感した」という卒業生の声を本当に多くいただいています。スポーツも芸術も本学の学びの一環であり、「これがまさに日本大学の自主創造の体現」ということを、目に見える形で理解してもらっています。「ない専門はない」といわれるほど、多様性の宝庫である本学の学びが総合性を発揮できれば、真の総合知を涵養するH型(イノベーション)人材を生み出せます。それが実現できた時、本学はきっと想像もつかないような大学に発展していることでしょう。(文/能地泰代 撮影/平山 諭)53変わる日大を学内外にアピール

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