服島美食旅65授業開始前から将来のキャリアデザインを意識将来に向けて戦略的に活かせる2年間に白川学長によると、高校までとても活発で主体的に色々な活動をしてきた学生ばかりではなく、むしろとてもおとなしかったという学生が多い。そういった学生も、産学連携を通じて大きく成長していくという。「例えばある学生は、高校まではとても引っ込み思案だったけれど、今は『社長の前でプレゼンをするのが趣味です』なんて言う。企業の方と触れ合って、企業目線でアドバイスをいただいたり、温かく接していただいたり、その中で自信をつけていくことがとても大きく、学生の顔つきが変わっていく感じがあります」。産学連携教育の効果は、積極性と自主性、行動力の面で顕著だと金井学長補佐は言う。それを受けて、今年10個で始めた「TOITAプロジェクト演習」を来年度は20ほどに増やす予定だ。また、プロジェクト演習の質も高めるためには企業とコラボをする時間の確保が課題であるという。海外を含む長期の学外活動を推進し、多様な学生の多様な学びを可能にするためオンデマンド授業を活用した柔軟な授業運営が行える学事暦の見直しを検討中だという。年限が2年と短い短期大学のキャリア支援は、「授業が始まる前から就活の話が始まるような感じになります」と白川学長は言う。「例えば1年生前期のキャリアデザインという授業では、講義をしつつ『夏休みにはインターンシップですよ』といった話もして、就活に向けたプログラムに学生を乗せていきます」。この夏も、300人弱の1年生がインターンシップに行き、キャリアセンターの職員だけでなく教員も巡回して支援する形をとっている。テーマパーク浅草花やしきプロジェクト~インパウンド需要を取り込む夜の花やしきイベントを成功させよ人生環境交流コスメオリジナルアパレルプランド起業プロジェクト~韓国ソウルヘの買い付け、ECコマースで販売、 プロセスエコノミーでPR体験芸能業界から学ぷ“本当の自分を知る”ワークショップ開発SDGs企画島の未来、 観光で育むプロジェクト~目指せ観光客数10万人!~学生美容家プロジェクト~最新コスメ購入体験、最新美容機を利用したポップアップ店舗の運営(YAMAN・三越伊勢丹ヒューマン・ソリューション)弁当イノベーション日本一チャレンジプロジェクト~千某県のスーパーマーケットの丼ぶり、デザートのメニュー開発、スーパーマーケットショーでの大賞を目指すSDGs企画食品ロス&イベントづくりコンテストプロジェクト「人生を変える旅☆企画」プロジェクト~JALパックとの連携で山梨県の旅行ツーリズムを企画する異文化交流プロジェクト~韓国語、英会話を学びながら、大使館との交流会、米軍基地への訪問など多くの異文化交流を実現オリジナルコスメ制作プロジェクト(2025年1月~)金井学長補佐は「戸板のインターンシップは、基本的には『仕事を好きになる』ことを第一優先にしています」と言う。専門学校であれば、仕事を知る・慣れるといったことが主眼になるが、それとは違い、楽しく仕事をさせたいという考えだ。卒業後の進路は圧倒的に就職が多い。それだけに、四大卒に負けない力を持った学生を出していきたいと白川学長は言う。「実際、入社式でスピーチする新入社員代表に、四大卒ではなく戸板の卒業生を指名してくださるという例も出ています」。就職状況は良く、卒業生の満足度も高いようだ。「ゼミに戻ってきて『自分はこんなふうにやっている』『在学中こんなふうに学んだのが良かった』等、喜んで在学生にフィードバックしてくれる卒業生がたくさんいて、いい循環ができていると感じます」(白川学長)。最後に、こんな短大にしていきたいというビジョンを伺った。「女性がキャリアを考えるときに色々な選択肢があるべきだと思いますし、その意味で短大の2年間というのは戦略的に使えると思っています。2年間短大で学んだあと、留学しても、専門学校に行っても、就職してまた学び直ししてもいい。そういう戦略でむしろ短大を選ぶような高校生が入ってくれる、本学がそういう短大になったら面白いと私は思っています」(白川学長)。(文/松村直樹 リアセックキャリア総合研究所)2024年TOITAプロジェクト演習
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