59「中日メソッド」で全国から来たいと思われる美容学校に学生ファーストの教育で入学生数は右肩上がりにリクルート カレッジマネジメント244 │ Apr. - Jun. 2025 こやま いくひさ1966年生まれ1991年 中日美容専門学校 入社2004年 学校法人中日学園 理事2006年 愛知県専修学校各種学校連合会理事2007年 東海地区理容美容学校協議会代表幹事2020年 東海地区理容美容学校協議会監査2024年 学校法人中日学園理事長 中日美容専門学校校長愛知県専修学校各種学校連合会副会長(文/能地泰代 撮影/黒川真衣)は「楽しい」がテーマなので、スタイリストになるという自分ワークを教える、「5:5」の教育カリキュラムを構築しました。さらに「トータルスタディー授業」では、サロンでの実務経験を持つ教員からお客さまのオーダーに対応できる実践力を学べるため、他校より2歩も3歩も早いスタートを切ることができます。美容学校の場合、今を生きていることへの答えを教育に反映できているかが非常に大きいと思っています。移り変わりの激しい美容業界では、時代に敏感な18歳の今に一番合った教育をしなければ、学生は絶対に集まらないと思います。では2025年の教育スタイルは何かと問うと、今時の子のためになる目標を持たせ、楽しく努力をさせます。楽しさをどう与えるかですが、1つできると次にステップアップしてどんどん気持ちが出てくる「できるようになる楽しさ」を与え、毎日来たくなる授業を目指しています。こうした学生ファーストの教育を続けることで、入学生がどんどん増えていきました。160名から始めた美容科の定員は現在640名と全国でも最大規模になり、コロナ禍を含め大変な時期だったこの数年も本校はずっと右肩上がりです。美容師国家試験合格者数(昼新卒)も、2023年3月卒業生で全国1位(2023年3月31日厚生労働省発表)となっています。在学生がオープンキャンパスやSNSで、楽しい教育だと発信してくれることも大きな貢献となっています。本校のオープンキャンパスでは約2400名の来場者に対し、「ビューティーサロン風体験DAY」や「学校説明相談DAY」等のイベントを行っていますが、在学生が自主的に手伝ってくれて、イベントの9割が学生主導で行われています。高校生に楽しさを知ってもらうには学生自身が楽しくないとダメなので、学校が提供する普段の教育こそが大事なのだと思います。学生が満足してくれることで、頼まなくても自分からSNSで発信してくれます。人口減に伴い、愛知県の美容師国家試験受験者数は1600~1800名になると推測しています。我々が現在の定員640名を確保するには、まず地域で選ばれる一番校であり続けること、次に全国から来たいと思われる美容学校になることです。現在は東海地区と周辺地域からの学生が中心ですが、学生のSNSを見て遠方から応募してくる学生も増えています。ですから教育が一番なのです。本校の募集戦略は、時代に合った教育の中身で答えを出し、教育投資で学生満足度を高めることに尽きます。「中日メソッド」と言えるかもしれません。教職員に対しても、10年後、20年後の美容業界で生き残るためには、時代の先を見据えた教育をきちんとしていくことが重要なのだと、常にメッセージを送っています。
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