カレッジマネジメント244号
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図 総合型選抜カタライズの合格までの流れ61受験生が目指す分野の第一線で働く卒業生からの評価を取り入れるリクルート カレッジマネジメント244 │Apr. - Jun. 2025※2024年の実施スケジュールカタライズには入学定員992名中101名、10.2%が募集人員とされている。選考の流れを図に示した。出願後に3回のプログラムがあるが、核となるのは第2・3回のプレゼンテーションである。各プログラムで取り組んだ成果について資料を作成し、評価者の前で発表する。最大の特徴は、このプレゼンテーションの評価者として、受験学科の卒業生をはじめとした有識者の社会人が入っていることだ。「大学を出た後の将来に視野を置いて考えてもらいたい」という観点から、実際に目指す分野で働いている卒業生からのフィードバックを取り入れた。「9割は卒業生の協力です。卒業生であれば社会の第一線で活躍していますし、本学で学んだ経験を踏まえ、受験生がこれから学んでいくうえでのアドバイスをしてくれるだろうと期待しました」と宮武氏は話す。卒業生は学科教員や同窓会との連携で学科ごとに声をかけ、選考に必要な人材を集めたという。評価に加わる社会人は過去の総合型選抜志願状況を見ながら、適切に試験を実施できる範囲で試算し、各学科2~6名程度を配置した。「入試広報センターとしては、可能な限り高校生が職業選択においてなりたい姿に近い方々に評価してもらえることを意識し、社会人経験7~10年未満くらいのキャリアを推奨しました」と加藤氏は話す。キャリアが短すぎてもアドバイスできず、ベテランすぎると受験生から遠すぎるためだ。ただし、学科によってはその年次の選出が難しい場合もあり、あくまで推奨とした。

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