カレッジマネジメント246号
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課題解決の先導に3キャンパスが果たす役割大学学長仲谷善雄 氏副学長 社会共創推進本部長三宅雅人 氏事例立命館大学(以下、立命館)は2024年4月、大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)の新展開として、「H棟」を設立し、衣笠キャンパス(以下、衣笠)から映像学部、びわこ・くさつキャンパス(以下、BKC)から情報理工学部を移転した。ICT技術とメディア表現をミックスすることで、リアルとバーチャルを含めたネットワークのなかで、社会と連携して課題解決に取り組む「ソーシャルコネクティッド・キャンパス(以下、SCC)構想」をスタートさせた。仲谷善雄学長は、キャンパス戦略のベースにある考え方として、「大学がやるべきことは、学生が主体的に学び、成長できる環境を整備すること」としたうえで、「大学の使命は、先の見えない時代に、解が得られにくい問題に対して自ら問いを立て、様々なパートと連携して課題解決ができ10リクルート カレッジマネジメント246 │Oct. - Dec. 2025る人材を輩出すること。そして大学自身がこれを先導する立場にあるべき」だと続ける。立命館では、主要な3キャンパスがそれぞれ役割を持っている(図表1)。衣笠から、理工系拡大を機にBKCを開設したのは1994年。BKCの立地する滋賀県は、大中小の企業の工場が集積する産業県であるとともに、全国的に見て平均寿命が長く、健康寿命にも関心の高い健康志向の県だという。こうした要素が、理工系学部を集約し、産業育成とウェルビーイング推進を担うBKCの役割を大きく規定DATA●立命館大学学生数3万9263名(学部3万4883名・大学院4380名)16学部(法、産業社会、国際関係、文、経済、スポーツ健康科、食マネジメント、理工、生命科、薬、経営、政策科、情報理工、映像、総合心理、グローバル教養)。デザイン・アート学部を2026年4月設置予定2Case StudiesCASE大阪いばらきキャンパスを皮切りに、「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」を全キャンパスで展開立命館大学

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