カレッジマネジメント246号
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はじめにコロナ禍明け最初の調査として実施6.29(n=24959)6.97(n=9736)5.65(n=1944)リクルート カレッジマネジメント246 │Oct. - Dec. 20252.42(n=27060)2.72(n=10308)3.04(n=2027)3.35(n=27031)3.80(n=10016)4.01(n=2031)4.67(n=27045)5.69(n=10334)5.78(n=2043)高校生の進路選択における行動や意識の実態を把握することを目的として、リクルート進学総研では3年に一度、「進学センサス」調査を実施している。今回の調査は、2019年のコロナ前、2022年のコロナ禍を経て、ポストコロナにおける初の実施となる。調査期間は2025年3月1日から4月1日までの1カ月間、インターネット形図表2 興味関心校数・資料請求校数・出願校数・出願件数の平均(数値回答)2025年の進学センサス調査では、進学先を「早期に決定」する傾向がこれまで以上に定着していることが明らかになった。単に進学先の決定が早まっているだけでなく、資料請求校数や出願数が減少する一方で、第1志望校への進学率や進路選択への納得度が高まっており、進路選択のプロセスそのものが「少なく・早く・納得して」決める方向へと変化している。図表2に示されているように、数の平均は6.29校であり、2022年式で行い、対象は同年3月に高校を卒業した全国の男女22万9999人、有効回答数は3万9066人であった。なお、調査対象者がコロナ禍をどの学年で経験したかは、図表1を参照されたい。本調査では、進学先の決定時期、情報収集の方法、出願スタイル、第1志望校への進学状況、進路選択に対するはコロナの影響からか2019年から校数は増加し6.97校となったが、2025年にかけては0.68校減少している。出願校数の平均も、2019年(3.04校)、2022年(2.72校)、2025年(2.42校)と2回連続で減少している。そして最も変化が顕著だったのは興味関心校数であり、2019年の5.78校、2022年の5.69校から、2025年には4.67校へと減少した。資料請求数は2019年より増えているものの、興味関心や出願校数の減少は単なる「数の削減」ではなく、最終納得度や重視項目等、多角的な視点から現代の高校生の進路選択の傾向を明らかにしている。これらの結果を総合的に見ていくと、入試方式の割合変化に伴う検討時期の早期化や、オープンキャンパスの役割変化といった動きが浮き彫りになってきた。ここからは、具体的にどのような変化が起きているのかを紹介していく。的に自分の選んだ進学先に納得している割合が高いことから見ても(詳細は後述)、自分に合った進学先を見極めたうえで選んでいると考えられる。数多くの学校を検討しながら最終的に絞り込む従来のスタイルから、自分に合った進学先を早期に見定める「選択と集中」型のアプローチへとシフトしているといえる 。実際に、こうした傾向が第1志望校への進学率の上昇としても表れている(図表3)。2025年の大学進学者のうち、進学先が「第1志望だった」と回2025年の大学進学者の資料請求校特集2 高校生の進路選択行動に関する調査 進学センサス2025興味関心校数平均資料請求校数平均出願校数平均出願件数平均2025年 大学進学者2022年 大学進学者2019年 大学進学者※各項目共上記各平均値は、回答欄への記入が「1件(1校)」以上の者を母数として算出している(0や無回答者は母数に含めない)※ただし、母数=1サンプルのものについては非掲載21出願は減っても、納得の進路へ。進学先の“早期決定”が主流に1

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