「世のため人のため」に尽くせる国士を養成「スポーツ」と「防災教育」、「カリキュラム改革」国士舘初の女性学長として取り組む方向性リクルート カレッジマネジメント246 │ Oct. - Dec. 2025国士舘大学は、東京都に大小合わせて5つのキャンパスを持ち、7学部(政経、体育、理工、法、文、21世紀アジア、経営)10研究科、学生数約1万3000人を擁する総合大学です。1917年の大正中期頃、世の中が西洋化に向かっていく時代に、創立者の柴田德次郎が、日本の伝統的な良さや文化、特に精神性が失われていくことに対して強い危機感を持ち、吉田松陰の精神を範として建学した私塾「國士館」を始まりとしています。建学の精神に「日本の将来を担う、国家の柱石たるべき眞智識者『国士』を養成する」とあるように、国を思い、世のため人のために尽くせる優れた人材の養成を目指しています。この「世のため人のため」は、本学に今日まで連綿と引き継がれている精神です。警察や消防への就職に強いことも、人のために役に立ちたいという思いのもとに職業を選び、就職していく学生が多い証です。本学の主な特徴として、「スポーツ」と「防災教育」が挙げられます。本学では、伝統的にクラブ活動に力を入れており、これまで各種世界大会で上位入賞するようなトップアスリートを多数輩出してきました。特に各種武道(剣道・柔道・空手)や、サッカー、野球、レスリング、陸上競技等の34クラブを国士28舘スポーツ協議会指定クラブとして、積極的に支援しています。「防災教育」については、全学部の新入生を対象に、オリエンテーションの一環として「防災総合基礎教育」を実施しています。また、防災リーダー養成の特別カリキュラムとして、「防災リーダー養成論」「防災リーダー養成論(実習)」を全学部の学生を対象に実施しています。これらの特徴に加え、本学では各学部・研究科のカリキュラムを定期的に点検し、積極的にカリキュラム改革に取り組んでいます。例えば、21世紀アジア学部では2026年度より新たな3コースがスタートします。「スポーツ・文化」「日本・アジア地域」「ビジネス」とコース名を刷新し、他コースの科目を相互に学べる仕組みにしました。例えば、スポーツをやりたくて本学に来る学生が一定数いるというニーズに応え、「スポーツ・文化コース」では、スポーツを専門的に学びながら、アジアに関わる学問も横断的に学ぶことで、グローバルな視点でスポーツの指導ができる人材を育てます。ビジネスならアジアを拠点としたビジネス、地域研究なら日本語教育とアジアの言語等、アジアというくくりの中で大きく3つの領域を学べるようにしました。本学では学長の選考方法を選挙から推薦方式に変え、私は新方式で選ばれた最初の学長であり、歴代初の女性学長でもあります。国士舘大学 学長組織の風通しが良く、世界から選ばれる国士舘大学を目指す田原淳子氏
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