カレッジマネジメント246号
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とリクルート カレッジマネジメント246 │Oct. - Dec. 2025働く学ぶ文でも理でもなく情報の総合大学4600名が学ぶ通信教育部学長渡部重十 氏北海道情報大学は、その名の通り情報に特化した大学であることが特徴だ。渡部重十学長は「理念としては『情報の総合大学』と謳っています」と言う。情報系は理系のイメージが強いが、北海道情報大学の3学部4学科はいずれも、理系でも文系でも、そして文理融合でもないと渡部学長は語る。「それを定義しないところがいいのかな、と思っています。文理融合と巷では言われますが、本学ではその言葉もあまり使いません。教員も学生達も、当たり前のように『経営にも経済にもベースには情報がある』という認識でいます」。それが端的に表れるのが入試科目だ。数学は必須ではなく、得意な科目で受験できる。入学後は、例えば先端経営学科なら経営系科目と情報系科目の両方を学んでいく。もう1つの特徴として、複数のコースに約4600人が在籍する通信教育部がある。最も学生が多いのが、専門学校と大学の通信課程の併修制度によるダブルスクールのコースだ。4年間で、専門学校卒の「高度専門士」と大学卒の「学士」、2つの称号が得られる。全国12カ所の教育センターは、大学の母体である電子開発学園グループと提携校の専門学校内に置かれ、専門学校側では併修学科等の名称36で運営されている。この併修学科の4年間での卒業率は90%以上と非常に高い。渡部学長は、卒業生の企業からの評価が高く、就職も好調なことが好循環を生んでいるのではと言う。「専門学校の実践的なスキルと、大学の知の探究、両方を学んでいるので、企業からの評価は高く、多くの内定を勝ち取っています。そうした先輩達の姿が、学生達の大きなモチベーションとなっています」。通信教育部の意義として渡部学長が加えるのが、「通信で教員の免許が取れる」ことだ。取得可能なのは、高校の情報と数学と商業、中学の数学。今多いのは情報の免許だという。「情報が高校で必修になったので、情報の教員が不足しています。全国に1300人ほどいる科目等履修生のコースでは、高校の数学なり社会なりの免許を既に持っていて、追加で情報の免許を取る先生が非常に多い」。「情報」という分野の学び直しのニーズは、中高の教員だけではなく、一般社会人・企業人の間でも高まっている。「AIや数理・データサイエンス等をもっと洗練して、一般社会人のスキルアップの部分をもっと大きくしていきたいということは、考えています」(渡部学長)。をつなぐ49北海道情報大学『情報』の先駆者として魅力的な教育機関に

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