●大学と受験生の「相互理解」●高校生のスタート地点の確認と「相互選択」●基礎学力・・・・弱点克服に向けた計画的な学習を促す●東京家政学院バカロレア・・・・議論する力を身につける●1次試験・・・グループディスカッション 基礎学力適性検査●2次試験・・・個別面接●社会との繋がりを考えるアサーティブノート(自己成長の確認)プログラム 員コンタクトシート(教育成果の記録)職入リクルート カレッジマネジメント246│Oct. - Dec. 2025 職員職員教員プログラム職員(アサーティブプログラム、アサーティブ入試、MANABOSSは学校法人追手門学院の登録商標であり、学校法人東京家政学院は使用許諾を得て、実施している。)「アサーティブプログラム」とその成果を検証する「アサー文部科学省の大学教育再生加速プログラムにも入試改革のテーマで採択されるなど、注目を集めた方式である。高校から大学への接続に当たり、生徒の自己理解を促し、大学で学ぶ姿勢と意欲を持つことができるように育てるティブ入試」で構成される。その主たる内容は次の通りである(追手門学院大学が提出したプログラム申請書の「事業概要」より)。① 職員と高校生の個別面談を通して、将来の自分を意識させ、大学で何を学ぶかを問い、大学で学ぶ意味を自ら気づくように促す。② 追手門学院大学が独自に開発したMANABOSS(マナボス)システムで基礎学力の確認と向上、計画的学習を習慣づける。同時にこのシステム上で議論するバカロレアバトルで、物事を多様な観点から考察する能力を育成し、自分の意見を述べる力や他者の意見を受け入れる姿勢を養う。③ このプログラムと個別面談結果をアサーティブノートとコンタクトシートに記録し、繰り返し振り返ることで自己成長を促す。その成果を発揮し、意欲・能力・適性に加え基礎学力の達成度を含めた多面的・総合的な評価が可能となるアサーティブ入試を実施する。東京家政学院大学では、この方式を開発・推進してきた福島一政氏と志村知美氏を、それぞれ常務理事、学長補佐・チーフアドミッションオフィサーとして迎え、その継承・発展を目指している。二人を突き動かしたのは、「なんとなく」大学に入学してくる学生、他国に比べて自己肯定感の低い中学生・高校生、同じく他国に比べて自己効力感の低い中学校教員などの実情に対する強い危機感である。筆者も、法人経営の傍ら、改組によって新たに設置された新学部の授業を担当することになった。1年生対象の科目だが、幸いにも一人の離脱もなく、前期の授業を終えることができた。教えたい内容を絞り、学生に問い続け、対話を重ねることを心がけた。回を追うごとに学生が自信をつけていく様子が分かり、教室が和やかになっていく。教員自身が変わり、学生と共に学んでいくことの大切さを改めて理解することができた。入試改革も教育改革も容易に成果に結びつくものではない。現実を直視しつつ、試行錯誤を繰り返す中で、正解を手繰り寄せることができればと考えている。主体性を育成基礎学力の見直し思考力・判断力・表現力を育成主体性・協調性・思考力・判断力・表現力などを評価基礎学力を評価志望理由・意欲・知的関心等を評価アサーティブプログラム・アサーティブ入試の概要ガイダンス個別面談MANABOSSアサーティブ入試入学前学習 試41
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