カレッジマネジメント247号
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C A S E03DATA ●佼成学園高等学校生徒数:778 名(2025 年11月1日現在)学科:普通科(グローバルコース、難関国公立コース、総合進学コース)ワーク内容例オリエンテーション第 1 回情熱(Passion)&問題意識(Problem)の言語化第 2 回チーム組み&誰を(Persona)幸せにする?第 3 回どんな商品/サービス(Product)を届ける?第 4 回試作品(Prototype)をつくろう第 5 回中間発表第 6 回どう出会うのか?第 7 回商品はいくらなのか?第 8 回どう収益を上げるか?第 9 回検証と改善第 10 回ビジネスピッチのお作法第 11 回最終ピッチ大会第 12 回リクルート カレッジマネジメント247 │Jan. - Mar. 2026テーマアントレプレナーとは誰か? 例題を用いた課題解決サイクルの体験LOVE & HATE 探究ワーク/問題定義/エビデンス調査Persona 設計(静的・動的)/お困りポイントの洗い出し提供機能の洗い出し/発想法ワーク/解決策アイデア発想プロトタイピング事例紹介/試作品の実作(ペーパープロト中心)プロトタイプの紹介と夏季休暇中の検証プランの発表夏季休暇(プロトタイプの検証、改善)マーケティング手法検討/オンライン量的調査競合調査/オンライン量的調査ビジネスモデル検討/収益構成作成ピッチ設計/リハーサルグローバルコース プログラムディレクター北野尚之 氏佼成学園高等学校(東京都杉並区)では、普通科グローバルコースの教育の柱の一つにアントレプレナーシップ教育 を 据 え、起 業 家 精 神 を 育 成 す る 探 究 プ ロ グ ラ ム「Project: LEAP」を 1・2 年生を対象に実施している。その狙いや教育効果等について、グローバルコース プログラムディレクターの北野尚之氏に伺った。将来を描き、目的を持って学ぶ生徒を育成するためにグローバルコースは、「世界基準でものごとをとらえ、世界平和の実現のために貢献できる真のグローバルリーダー」の育成を目的に 2021 年度に新設されたコースだ。国内外のどこにでも飛び出していける生徒を育成するべく、起業家精神だけでなく実践的な英語力の育成も教育の柱に据え、卒業までに IELTS のスコア 6.5 の取得を目標に英語教育にも注力している。同コースの設置に当たり起業家精神の育成を教育の柱に据えた背景を、北野氏は「生徒達がキャリアについてしっかりと考える機会を設けたかった」と話す。「当時、高 3 でも大学進学の目的が明確でないまま受験勉24強に注力する生徒が多くいることを課題に感じていました。そんなときに他校のアントレプレナーシップ教育プログラムの視察で自身のキャリアをしっかりと考える時間になっていること、そして、一人ひとりがエネルギーを持ってそのキャリアに向かおうとしている様子を見て、本校の生徒がビジネスに関心を持っていることにもなじむと感じ、教育の中心に据えることにしました」。習得した知識をもとにプロダクト開発を実践そうして同校が教育企業・タクトピア(株)とタッグを組み、開発したのが「Project: LEAP」である。プログラムのモットーとして掲げるのは、「自分を知り、社会を知り、他者との協働を知って卒業する」だ。その背景を北野氏は「生徒達を見ていて長年感じていたのが、自己理解が十分でないことと、他者との協働経験の浅さ、そして、自身のやりたいことや興味・関心と社会との接点を見いだしたうえで巣表 1 年次「アントレ講座(基礎編)」の 1 年間のカリキュラム佼成学園高等学校社会への価値提供に必要な知識の習得とプロダクト開発を通じて起業家精神を育成

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