カレッジマネジメント247号
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②リクルート カレッジマネジメント247 │Jan. - Mar. 2026①アドミッション・ポリシーに適った入学者をより丁寧に選抜するため年内入試シフトが確実に進み多様な人材が年内に動く現状大学は学力評価だけではなく多面的・総合的に評価された入学生が必要(%)26.32.4 0.00.329.52.70.21.829.23.7 0.30.37.30.31.224.70.9 0.20.38.4 2.3 0.616.36.415.04.914.27.08.58.4学力検査を重視した入試では選抜できない資質を持つ入学者を選抜するため主体性・多様性・協働性を持って学ぶ姿勢や態度を持つ入学者を選抜するため学修意欲の高い入学者を選抜するため学力の評価だけではなく、受験者を多面的・総合的に評価する選抜を実施するため受験者の個性や特性等を評価する選抜を実施するため高等学校での総合的な探究の時間を活かすことのできる選抜を実施するため高大接続改革等の方針として、総合型選抜の導入が求められているため年内入試(12 月までに行う入試)の実施を受験生や高等学校から期待されているため入学定員が充足されるよう早期に入学者を確保するため大学全体 n=655大変当てはまるあまり当てはまらない12.116.219.426.1やや当てはまる全く当てはまらない71.065.866.656.973.950.528.729.832.740.0出所:文部科学省 大学入学者選抜における総合型選抜の導入効果に関する調査研究(成果報告書概要)どちらとも言えない34.238.236.534.226.716.9次に、大学がどのような目的で総合型選抜を導入するのかについて、文部科学省のデータ(図表 3)を見ておきたい。大学全体では、「学力の評価だけではなく、受験生を多面的・総合的に評価する選抜を実施するため」が最も多く、「大変当てはまる」「やや当てはまる」を合計すると約 99 %に及ぶ。次いで「アドミッション・ポリシーに適った入学者をより丁寧に選抜するため」「主体性・多様性・協働性を持って学ぶ姿勢や態度を持つ入学者を選抜するため」等が多い。①で囲った項目は、概ね総合型選抜そのものの制度目的と合致するものである。一方、②で囲った「高等学校での総合的な探究の時間を活かすことのできる選抜を実施するため」「高大接続改革等の方針として、総合型選抜の導入が求められているため」「年内入試の実施を受験生や高等学校から期待されているため」といった、高校側のニーズ対応といった側面は、勘案すべき内容ではあるもの図表 3 総合型選抜導入目的34の第一義ではない様子が見て取れる。つまり、結果的に高校側ニーズに応えることになっているが、あくまで導入の意図としては、大学の教育・研究にも総合型選抜による評価が必要になってきたのが起点ということであろう。以降は年内入試に関する高校生の動きについて、リクルート進学センサス 2025 より関連データをご紹介する。図表 4 より、2025 年調査で進学する大学に合格した入試方法は、年明け入試が 44.2%、年内入試が 53.4 %と約9ptの差がついた。年内入試は第1志望率も67.1%と高い。図表5で調査を実施した2019年・2022年・2025年でデータ を 並 べ る と、年 内 入 試 は 2019 年 39.1%、2022 年47.0%、2025 年 53.4% と増加。逆に一般選抜は 2019年比で約 13pt 低下、2022 年比でも約 3pt 低下。今や大学入学生の 2 人に 1 人は年内入試経由であり、大学経営にお

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