入学者の質向上とステークホルダーへの分かりやすさを軸足に置いた 2026 年度入試改革DATA ●神奈川大学学生数 19509 名(学部 19001 名・大学院508 名。2025 年 5 月 1 日現在)11学部(法 、経済 、経営、外国語、国際日本 、人間科 、理、工、建築、化学生命 、情報)神奈川県横浜市※外国語学部英語英文学科 GEC プログラムを除く10 月総合型選抜 (総合評価型)総合型選抜 (適性検査型)11 月12 月 給費生試験1 月 大学入学共通テスト利用入試 ・入学検定料 2 併願目は無料2 月 一般入試(前期)3 月 一般入試(後期)・出願資格は評定平均値のみ ・全学部学科(※)で導入、他大学併願可(一部を除く)、同一日程併願不可・2 科目型適性検査と評定平均値の得点化、書類選考による総合評価 ・全学部学科(※)で導入、他大学併願・同一日程併願可 ・入学検定料 2 併願目は無料 ・英語外部試験利用の導入・出願書類にエントリーシート提出 ・英語外部試験利用の導入 ・奨学金給付総額を 2025 年度最大 880 万円→ 920 万円に増額・全学統一型(全学科での同一日程併願)の導入 ・入学検定料 2 併願目(全学統一型)は無料 ・英語外部試験利用の導入・英語外部試験利用の導入入試事務部部長勝又章好 氏2026 年度入試改革 「給費生試験の変更」「総合型選抜(総合評価型)・総合型選抜(適性検査型)の導入」置づけが大きいです。現在では合格発表が共通テスト前ということもあり、年明け入試が本命で力試しする層と、本学への志望度合いが高い層の両者が受験しており、比率的には 50:50 くらいです。給費生試験を経た入学者は基礎学力の高い層で、大学教育にも馴染みやすく、本学としても引き続き注力したい試験区分の 1 つです。今年度は、給費生として合格した場合の奨学金を 4 年間で最大 880 万円から 920 万円に増額したほか、高校や他大学でも活用が進む英語外部試験利用を導入しました(一般選抜等ほかの区分でも実施)。これは、経営学部(国際経営学科)・外国語学部・国際日本学部というグローバル系 3学部が集うみなとみらいキャンパスを中心にしたブランディングにも寄与するものと考えています。そして、今年の大学入学者選抜実施要項改訂に合わせ、総合型選抜に区分を改め、評価対象としてエントリーシートを追加しました。図表 1 今年度入試の変更点一覧E 03 神奈川大学CASリクルート カレッジマネジメント247 │Jan. - Mar. 2026 給費生試験を筆頭にした年内入試を、ステークホルダーに分かりやすくするための入試改革本学の 2024 年度の AO 入試と公募制推薦入試の志願者数は合計 805 名と決して多くありませんでしたが、12 月に実施している給費生試験の志願者数は 8,962 名で、合計すると約 1 万人が年内志願で集まっています。しかし、本学のこれまでの公募制推薦入試は出願資格等が学部学科ごとに細かく分かれており、一見して分かりにくいものでした。日本には約 800 もの大学があり、各大学が多様な入試を展開しているなかで、志願者数を増やすには進路指導の先生や保護者の方々を含め、ステークホルダーが一度聞いたらすっと理解できるようなシンプルな設計にしなければなりません。昨今の年内入試志向の高まりと大学入学者選抜実施要項の改訂に対応しつつ、分かりやすさに振り切ったのが今回の入試改革です(図表 1・2)。一定の基礎学力の担保など大学として譲れないラインをいかに分かりやすく示すかを徹底しました。本学はコロナ禍以降も志願状況が安定しており、入試制度改革の必要性を感じていませんでした。しかし、これだけ市場動向が変化し、28 年度には東京 23 区の定員抑制も解除される状況で、しっかりした施策を打ち出す必要があると考え、このタイミングでの改革に踏み切りました。給費生試験は総合型選抜の区分に仕立て直し 給費生試験は本学の開学当初の1933 年から実施している伝統ある試験で、「経済格差が教育格差を生まないこと」をコンセプトに、初回から地方会場も設置して実施しており、全国から志願者が集まります。3 教科を課す試験なこともあり、他大学を含めた年明け入試前に実力を測る試金石としての位42
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