「経営理念」「経営管理システム」に強み天・地・人を活かした改革の推進リクルート カレッジマネジメント 247 │ Jan. - Mar. 2026福岡工業大学は、福岡市に所在し、工、情報工、社会環境の3 学部 2 研究科、学生数約 4500 人を擁する私立大学です。学園全体では、本学、短期大学部、附属城東高校を合わせた約6500 人の学生生徒が一つのキャンパスで学んでいます。学園の創始者である桑原玉市が1954 年に開設した福岡高等無線電信学校を前身とし、これまで日本の国際競争力を強める理工系人材の育成を使命に、情報、環境、モノづくりの分野で人材を養成してきました。1997 年より経営理念「For all the students 〜すべての学生生徒のために〜」と、教職員の行動規範「Just Do It!(即実行する)」を掲げています。この経営理念と行動規範をスローガンに、教職員が思いを一つに丁寧な教育と面倒見の良い学生支援を進めてきました。同時に「経営管理システム」という仕組み作りと、その定着にも強いこだわりを持ってきました。この仕組みとは、マスタープラン(中期経営計画)とアクションプログラム(行動計画)で、中期計画がまだ義務化されていない時代から取り組み、今では第10 次マスタープランとなりました。アクション“プラン”ではなく“プログラム”としたことで、年次目標に向けて誰がいつまでに何をやるかをはっきりさせ、実効性の高い仕組みにしたことが特徴です。人口減少で日本全体がシュリンクする中、本学は今まさに天地人(天の時 地の利 人の和)の機を逃さず、成長に向けて44アクセルを踏み込もうとしています。天の時とは「時の利」であり、理工系人材に対する社会のニーズの高まりという時流の好機にあります。先日も九州経済界の会議の折に、地元大手企業の会長自ら「女性を含めて、理工系人材をもっと輩出してほしい」とのお声がけをいただきました。これは、社会の変化が加速する中で、理工系の専門性を持ち、かつ柔軟に対応できる人材への期待が高まっていることの表れといえるでしょう。こうした社会からの要請に応えるために、本学では、社会で活躍できる「実践型人材」の育成に力を入れてきました。例えば、行政や企業と連携し、地域課題の解決に取り組む PBL(課題解決型学習)等、実践的な学びの機会を積極的に提供しています。さらに、2025 年度からはディプロマ・ポリシーを全学的に見直し、変化が激しく予測不可能な時代を切り拓く新たな「実践型人材」の育成に注力しています。その中心となる教育システムが「フライト(F-LIghT)」です。「フライト(F-LIghT)」では、学部・学科での専門力と教養力の学びを基盤に、学内の多様な教育プログラムを通じて、「自己成長力」「情報活用力」「課題解決力」という、現代社会に必要とされる3つの力を育んでいきます。これらの取り組みの成果として、本学の学生は全国の多くの企業様から高く評価されており、就職実績の向上はもちろん、学生自身の進路への高い満足度にもつながっています。次に「地の利」とは、九州が持つ未来への可能性と捉えます。まず注目しているのが、九州の人口動態です。全国的に18 歳人口が減少する中、九州、特に福岡はその減少幅が比較的緩やかです。さらに、TSMCの熊本進出を契機に半導体関 学校法人福岡工業大学 理事長福岡工業大学の挑戦と成長天地人の機を捉え新たなステージへ大谷忠彦氏
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