働く学ぶとリクルート カレッジマネジメント247 │Jan. - Mar. 2026502 年間をハードに過ごすキャリア支援背水の陣で臨んだ学生募集学長今村正治 氏今村正治氏が学長に就任したのは 2022 年 4 月。学校法人立命館の職員として推進した改革の手腕を期待されていたものの「こうすればうまくいくなんて全然分からない。けれどもとにかくジタバタしなきゃダメだ」というところから始めたと語る。喫緊の課題は入口施策。7 割前後に低迷する定員充足率の改善だった。学長として募集に関与した入学者数は定員190名に対して1年目の23年4月156名、2年目142名。「ショックでしたね」と今村学長は振り返る。この結果を受けた様々な議論の末、25 年 4 月の定員を 170 名に変更した。「ものすごい決断でした。20 名分、収入が減るわけですから」(今村学長)。背水の陣で臨んだ 25 年4月の入学生は 181 名。実に数十年ぶりに定員を満たした。奏功したポイントは 4 つあったと今村学長は言う。1 つ目は、養成課程をはじめ日本人学生の募集を向上させる地道な施策。昨年度は、今村学長自ら、200 校ほどの高校に1 人で訪問したという。2 つ目は、24 年度から地域みらい学科で、25 年度には全学で、校名を変えないまま、男子学生の受け入れを始めたこと。3つ目は留学生の拡大。介護福祉分野に加えて、地元で人材ニーズが高まる観光分野の留学生確保に乗り出した。4つ目のポイントは「留学のサジョタン」だ。韓国語文化コースを中心に年間 40 名ほどが交換留学、共同学位、短期研修などで留学する、短大には珍しい留学の強さをアピールしてきた。26 年度からは48フィールド・ユニット制を導入し、全てのフィールド(学科内の「コース」に相当)の学生が「韓国留学」や「海外研修(韓国・タイ・台湾)」のユニット(「科目群」に相当)を履修できるようになる。韓国の 4 年制大学への編入学にもいっそう注力する。今村学長は、短大では「入口」で既に、学生のキャリアが始まっていると見ている。「4 大に行く生徒は『どこの 4 大に行くか』と考えますが、本学のような短大では、『就職するか、大学・短大に進学するか、はたまた専門学校に行くか』という悩みになります。だから、この短大に行くか行かないかは、人生を左右する大きな問題になる」。高校生に対しては、オープンキャンパスで「短大か 4 大かという選択肢ではなくて、まず2年間どう過ごすかということだ」と常に語りかけていると言う。「自分がこれからの人生、生きていくうえで、大きな基盤を本当に作りたいのであれば、4年制大学で 2 年生まで緩やかに過ごすより、短期大学で相当ハードな生活を 2 年経験しておけば、3 年目から人生の視野が開けてくるよと」(今村学長)。職種ごとの就職支援としては、保育士、介護福祉士に加え、小学校教諭と養護教諭にも力を入れていくという。「短をつなぐ佐賀女子短期大学地域における短大の価値を再認識して、入学定員を充足
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