6リクルート カレッジマネジメント247 │Jan. - Mar. 2026中野区 まちづくり推進部 まちづくり事業課 大和町まちづくり担当 主任1995 年生まれ。高齢者支援に携わるため公務員を目指し、大学卒業後の 2018 年に中野区に入職。地域支えあい推進部で高齢者サービスや介護事業者対応等を担当し、2023 年より現職。中野区まちづくり推進部に所属する能登谷さん。地方公務員が本当にすごいと思う職員を表彰する「地方公務員アワード 2025」でネクストホープ賞に選ばれた。評価されたのは、社会課題が顕在化した「課題先進地域」における、移動スーパー誘致とコミュニティーづくり。「東京都中野区の大和町は最寄り駅から遠く、かつ近所にスーパー等日々の買い物ができる場所がない地域です。高齢者世帯が多いことから、買い物による外出機会の減少に伴い地域の交流も減っており、介護予防の観点からも何らかの対策が急務となっていました」複数のスーパーに電話を掛け移動スーパーの事業者を見つけられたものの、場所の確保に苦労した。大和町を縦断する中央通り沿いに、都が進める道路拡幅工事に伴い空地が点在していたことから、活用を交渉したものの、道路用地であることを理由に難色を示された。「諦めかけたものの、ここまで来たら最後までやり切りたいとあらゆる可能性を探る中で、UR 都市機構が保有する木密地域の不燃化促進用地に着目。過去の事例から本用地にかかる固定資産税が公用利用で免除されることが分かり、無償で借りることができました」そして 2024 年 10 月より、週 1 回の移動スーパーの営業がスタート。多くの地域住民が利用し、買い物を楽しんでいる。用地内に設置したベンチでは、買い物客同士の交流も生まれている。「都や UR、そして部署の垣根を越え産業振興課や地域支えあい推進部等役所内の様々な部署に働きかけ、巻き込めたから実現できたこと。これからも色々な人と協働しながら課題解決に尽力したい」と話す。課題解決のため積極的に手を挙げ行動する能登谷さんは、学生時代から課題や改善点を見つけると率先して手を挙げ、自ら実行してきた。大学では課題解決型の授業が多く、自ら考え行動する力や、周囲を巻き込む力等が身についたと話す。「行政の仕事の多くは、『答えがないものを考え抜く』ことであり、これら学生時代に身についた姿勢が活かせていると感じます。地域の課題は日々変化しますが、これからも一つひとつの課題に真摯に向き合い、より良い対応法を考え続けたいと思います」新たな社会価値の創り手たちR e p o r t リ ポ ー ト01答えがないことを考え抜き、地域の支援に奔走 、行政の最前線で課題の解決に臨む能登谷 幸輝さん
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