キャリアガイダンス保護者版
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(%)(万人)(%)(%)(校)(年)(年)(年)(年)●TOTAL ●男子 ●女子●留学者数 ●留学者率●TOTAL ●男子 ●女子●TOTAL ●国立 ●公立 ●私立 つくば科学万博が開催された1985年(昭和60年)、大学進学率は27%でした(図1)。大学に行く人は高校生の4人に1人だったわけですが、現在は50%で2人に1人。その間、女子の大学進学率は3倍を超える増加率となりました。 大学進学率が上昇した大きな要因のひとつは、大学数が増えたことです。85年に460校だった大学数が、現在は782校(図2)。約30年間に322校増えました。国立は95校から86校へ減少しましたが、公立は34校から86校へと3倍近い増加。私立は275校も増加しました。 85年の大卒就職率は77%(図3)。直後に「バブル景気」が訪れ、その崩壊とともにやって来た「就職氷河期」や「リーマンショック」といった困難を乗り越え、現在は67%に回復。しかしグローバルな企業間競争も激しさを増す中、あまり楽観はできない状況が続いているといえるでしょう。 海外への留学者数は、5万8000人(10年度、図4)。とかく「内向き」といわれる現代の若者ですが、85年の4倍に近く、留学者率も同様に高い。けれども、ここ数年右肩下がりの傾向は、やはり少々心配です。女子の大学進学率は保護者世代の3倍に[図3 大卒就職率] 上昇機運だが約30年前よりは低い[図4 海外への留学者数と留学者率] 約25年前よりは増加[図1 大学進学率] 約30年間に20ポイント以上増加[図2 大学数] 約30年間に300校以上増加出典:「学校基本調査」文部科学省(平成25年度)※留学者率=留学者数/20代人口 出典:文部科学省集計、国勢調査出典:「学校基本調査」文部科学省(平成25年度)出典:「学校基本調査」文部科学省(平成25年度)保護者が知っている大学と現在の大学とでは、さまざまなことが大きく変化しています。お子さんの進路選択をサポートする際の基礎知識として、大学や大学生の状況を理解しておきましょう。1985年は460校1985年は15485人1985年は77.2%2013年は782校2010年は58060人2013年は49.9%2013年は67.3%大学の今保護者の知らない1985年は26.5%49

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