高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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中学校まではできる子でも…晴れてスタートした高校生活。けれどある日、気づけば暗い顔の子ども…。中学と高校では「勉強」のあらゆる側面が変化し、それに戸惑う子どもが少なくありません。子どもがつまずく前に保護者にできることはあるのでしょうか?取材・文/長島佳子 イラスト/小迎裕美子保護者の皆さんも心当たりがあるのでは…つまずきポイントを先生にアンケート!【文字式】数学で理解しているはずの文字式が物理で出てくるとわからなくなるようだ。v=v0+at という式が y=ax+b と同じ構造をしていることが違う文字を使っただけで理解できなくなる。(北海道公立高校教諭)【古典文法】特に、推量の助動詞の「む」「べし」など。(滋賀県公立高校教諭)単純なルールに過ぎないが、暗記ものが苦手なのか?(青森県公立高校教諭)【関係代名詞】日本語にない文法表現なので、理解に時間がかかる。(茨城県私立高校教諭)【長文読解】中学校に比べて覚えるべき単語・熟語の量が著しく増えるため、予習をしない生徒は苦労を強いられる。(静岡県公立高校教諭)英文を日本語に訳せても、訳した日本語を理解できる日本語力がなかったり、背景知識が不足している。(千葉県私立高校教諭)【カタカナ用語】世界史Bでは最初に学習するオリエントやヨーロッパで、カタカナでの用語の多さに戸惑う生徒が少なくない。一方で、古代中国になると、世界史特有の漢字に戸惑っている。(宮城県私立高校教諭)【ベクトル】特に空間ベクトル。中学校では全く出てこない分野なので、概念が理解できないよう。(岐阜県公立高校教諭)【二次関数】その中でも特に、平方完成が第一関門。学んだときは理解しても、時間が経つと忘れてしまう。また最大と最小は、頭の中でグラフを動的にイメージできないようだ。(神奈川県公立高校教諭)【モル】概念が理解しにくく、特に計算で数値に単位が付くと数学よりも格段に扱いにくいようだ。(広島県公立高校教諭)【実生活とのつながりの理解不足】地理の自然や農業・林業・水産業の分野。自然に触れる機会や自然を観察する機会が少ないため、動植物や自然現象を活字の情報として暗記している。例えば鯉と鮒の違いもわからず、海に住む魚と淡水に住む魚の区別も知らない。枝豆と大豆が結びつかない。経済の分野では、自分で買い物をしたことがないので、魚や野菜や肉、米の値段を知らない。(静岡県公立高校教諭)高校高校のの勉強勉強つまずきつまずきポイントポイント19

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