高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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高校の授業に、今までなかった戸惑いを感じる子どもたち 「高校は、同じような成績の生徒が集まる場なので、中学のときのような成績は取れないかもしれない」。保護者もこれくらいの予想はつくことでしょう。しかし、勉強そのものに子どもが戸惑っているとしたらどうでしょう? 前ページで高校の先生方にお答えいただいたアンケートや、23ページで子どもたち自身が感じた「高校での勉強のつまずきポイント」をご紹介しています。振り返れば皆さん自身にも覚えがあることかもしれません。保護者の時代に比べ、大学の進学率がずっと高くなり、高校もほとんどの生徒が通う時代ですが、昔も今も、中学との明らかな違いは義務教育ではないことです。自ら進んで勉強を継続する道を歩んでいる高校の勉強は、中学とは学びの意味が違う!?自主的な勉強が求められてくるのですから、授業の中身が深まっていくのも当然のことです。しかし、子ども自身も保護者も、そのことを自覚せずに進学していることで、急激な変化に対する戸惑いにつながっていくようです。子どもに起こる変化を保護者もあらかじめ覚悟しておきたい 高校の授業は、勉強の内容が難しくなるとともに、授業の形態や進み方も中学とは異なります。左ページにまとめたように、学習全般でつまずくポイントがいくつもあります。 また、子どもたちに起こる変化は、勉強だけではありません。多くの場合、高校は中学よりも自宅から遠く、通学に時間がかかるようになります。慣れ親しんだ友達と離れ、友人関係も一からリセットしてい生徒では「応用力に欠ける」「塾頼みだった生徒」、伸びる生徒では「好奇心が旺盛」「切り替えが上手」「主体性がある」などの回答が多く見受けられました。 興味深かったのが、つまずきやすい生徒として「何でも丸暗記しようとする子」と「暗記から逃げる子」の両極を挙げていたり、「言われたことだけする子」や「真面目すぎる子」がつまずきやすいと回答する一方で、「人の話を素直に聞く子」や「コツコツできる子」が伸びやすいと答えていたり、矛盾しそうな回答も目立ったことです。同じ「暗記」や「人の話を聞く」という行為でも、自分なりの考えがあるか、姿勢や取り組み方が大きな違いを生むということのようです。保護者としてどうしたら、子どもの個性は尊重しつつ、勉強に対する姿勢を、伸びる方向にいざなえるでしょうか。築き上げなければなりません。また、部活動や委員会などの課外活動に割く時間が、中学の頃より増えたり、体育祭や文化祭など行事も規模が大きくなり、運営も生徒主体のケースが多くなります。 楽しみも含め、学校生活が大きく変化する中、勉強そのものも大変になっていくことは、子どもたちにとって少なからずストレスとなっていきます。子どもたちにこうした過渡期が訪れることを、保護者は見守る立場として知っておいてあげましょう。先生はこう見ている!?つまずきやすい子・伸びる子 つまずく子がいる一方で、高校3年間で急成長する子どももいます。先生たちに各々の生徒のタイプについて尋ねたところ、つまずきやす20

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