高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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サントリー食品インターナショナル(株)食品事業本部 ブランド戦略部 『オランジーナ』ブランドマネジャー。東京都・私立女子学院高校、早稲田大学国際教養学部卒。大学2年の夏から1年間、イギリスのウォーリック大学に留学。大学卒業後、サントリーホールディングスに入社。経営管理部、国際戦略部を経て、現在の部門へ。国際戦略部当時から『オランジーナ』の商品開発プロジェクトに参加し、入社2年目でブランドマネジャーに。同製品の大ヒットに貢献したSayaka Kume 中味のオレンジ色とブルーのラベルのコントラストが印象的なフランス生まれの柑橘系炭酸飲料『オランジーナ』。2012年に発売され、同年800万ケースを出荷する大ヒットに。その仕掛け人がサントリー食品インターナショナルの久米さやかさんです。入社2年目に畑違いの計数管理業務から『オランジーナ』商品開発プロジェクトに参加。そして、若手を積極的に抜擢するサントリーの風土もあり、5カ月後にはブランドの責任者に任命されました。 「もともとメーカーに就職したからには商品開発をやりたいという希望は会社に伝えていました。ただ、ブランドマネジャーを任されたときはビックリしましたね(笑)」(久米さん) それにしても、経験もない若手がどうすればこのような大きな仕事でリーダーシップを発揮し、結果を出すことができるのでしょうか? 「基本は〝わからないこ商品の販売戦略や広告戦略をまとめ上げるのがブランドマネジャーの役割。会議では仕切り役を務める。久米さん自身も、フランスの飲料らしい、休日のひとときを豊かにする小粋でオシャレな雰囲気にこだわり、ラベルの旗の色など細かいところまで積極的に提案わからないことは聞き、素直に周囲の力に頼る坪内さんが“自走”する力を身につけていったプロセス3~4歳わからないことがあると「何で?」を繰り返していた幼年時代。坪内さんの基本的な志向・性格はこのころから変わっていない。「普通の人が成長する過程で失うものを私は失わなかっただけなんです」(坪内さん)小学校時代両親は事業を営んでおり、当時から、自分もいつかは家業を継いで会社を経営するのだろうと考えていた。高校時代目標はCA。1年次にオーストラリアへ1年間留学し、語学力を磨いた。友達との関係は常に相談に乗る側。あだ名は「姉さん」だった。大学1~2年販売、英語講師など様々なアルバイトを経験。疑問をもち、改善につながることには挑戦し、販売系の仕事では現場で売上アップに貢献。大学中退前後病気でCAを断念。大学の勉強にも目的を見出せなくなり中退。挫折感を味わう。この間、自分の生き方を見つめ直した。直後、結婚・出産。萩時代事業を起こしたいという思いが再び強くなり、個人で翻訳・経営コンサルティング事務所を立ち上げる。その後、萩大島船団丸設立に参加。入社2年目で大ヒット炭酸飲料『オランジーナ』のブランドマネジャーとなった久米さやかさん(27)〝楽しいこと〞に対して貪欲それがアイデアや熱意の源にとは聞く〞ですね。プロジェクトには営業、宣伝、デザインなどのプロがたくさんいますから。みなさんの力を結集して良い商品にまとめあげるのがブランドマネジャーの仕事。ただし、どういう商品にしたいかというビジョンと熱意は誰にも負けないだけのものをもっています」(久米さん) もう一つ、久米さんが強調するのが仕事を楽しむこと。その原点は、中学・高校時代の部活にあります。ESSで英語ミュージカルに熱中していた久米さんと仲間たちは、楽しいことに貪欲。積極的にアイデアを出し合い、作品を作り上げてきました。久米さんは、自分自身が楽しみながら「もっと楽しいこと」を考えることで、より良いものを生み出せることを体験的に学んでいたのです。そのスタンスは今も変わりません。 楽しむためのコツは「自分の頭で考えること」。学校もご両親もその点で教育方針が一致していました。 「学生のころは『社会人って大変そうだな…』と思っていたんです(苦笑)。でも、なってみると全然違う。社会人も楽しいですよ」(久米さん) 楽しいから〝自走〞できる。素直に周囲の力を借りることができるから、若手でも自然体でリーダーシップをとることができる。久米さんの働き方は、まさに次世代に向けたロールモデルといえるかもしれません。29

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