高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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新校舎棟が実現する「実学」教育と「顔の見えるキャリア支援」帝京大学 Teikyo University「自分流」の人材育成を具現化する環境を創出1966年の創立以来、「実学」、「国際性」、「開放性」を教育指針として掲げ、自ら考え、行動し、結果に責任をもつ「自分流」の生き方のできる人材育成に取り組んできた帝京大学。その教育指針を具現化する新たな取り組みとして学内外の注目を集めているのが八王子キャンパスで建設が進められている新校舎棟「ソラティオ スクエア」だ。今年5月に竣工する第Ⅰ期工事には、地下2階、地上22階の高層棟を中心に、主体的かつアクティブな学習を促すさまざまな施設が計画されており、学生の知識を吸収する力や「人間力」をしっかり鍛えていくというねらいが込められている。教育形態と意識の改革が新校舎棟からはじまる「ソラティオ スクエアは、工夫されたしかけ、仕組みを活用して、教職員と学生とが新しい学びを創造していく空間であり、本学の教育を象徴するものになると考えています」と語るのは帝京大学教務グループの濵野茂人氏。例えば、教室の中央に24席の机が「ロの字」に固定された演習室に足を踏み入れれば、そこで行われるのが単なる講義ではなく、何らかの発言が求められるインタラクティブな授業であることが誰にでも理解できる。「学生たちは、発言するためには準備学習が不可欠だということを体験的に感じられるはず。そういう意識の変化によって図書館やグループ学習室の利用頻度を高めていきたいと思っています」また、授業の形態や規模の違いによって机の配置を自由に変えられるアクティブ・ラーニング室も新設される。ここには、各種映像機器やタブレット端末、ディスカッション・テーブルなどの最新機器を配置。最新の情報技術を活用した教育の可能性を探っていくことになる。これらの施設を利用したアクティブ・ラーニングの効果測定に関する研究拠点を開設し、より効果的な学習方法を確立する計画もある。さらに特筆すべきは、学生同士あるいは学生と教員がコミュニケーションを図る空間を数多く点在させていることだろう。各フロアのコーナーラウンジはもちろん、研究室ゾーンにもフリースペースを設置。至るところ帝京大学八王子キャンパスでは新校舎棟「ソラティオ スクエア」の建設が進められている。この校舎に設けられる諸施設に込められた教育改革への意気込みと、さらに進化を遂げるキャリアサポート体制を紹介する。取材・文/浅野健治40(右)地下2階、地上22階の新校舎棟「ソラティオ スクエア」。SORATIOとは、果てしない大空、宇宙のように無限に広がる空間を表す「SORA(宙)」と、ラテン語で「理性」を意味する「RATIO」を組み合わせた造語で、帝京大学の学生一人ひとりの可能性が無限に広がっていくさまを表現している。高層棟を中心としたⅠ期工事は2015年5月完成予定。(下)開放的なアカデミックラウンジ。事前に申請すれば学年・専攻の枠を越えた学生を前にプレゼンテーションを行うことができる。教務グループ(八王子)チームリーダー濵野 茂人 氏「ソラティオ スクエアが、アクティブでクリエイティブな、新しい学習スタイルを提供します」

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