高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2015
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プには、卒業後に返還が必要な「貸与型」と、返還の必要がない「給付型」があります。 実際には、奨学金受給者の約8〜9割が利用しているのは、独立行政法人・日本学生支援機構が運営する奨学金のため、この仕組みからしっかり確認しておきましょう。 支援機構の奨学金は、国の予算と卒業した人からの返還金で運営されている貸与型です。種類は、卒業後に無利息で返還する「第一種」と、利息付きで返還する「第二種」があり、どちらかの申込者が併せて利用できる「入学時特別増額貸与奨学金」もあります。 申し込みは、高校3年の春に募集する「予約採用」と、大学などの入学後に募集する「在学採用」のいずれかの受け付け時期に、学校を通して行います。上図の手続きスケジュールのとおり、予約採用で決まらなくても、入学後に再度、在学採用で申し込むこともできます。 このほか、居住する自治体の奨学金や、民間企業・団体の奨学金、大学独自の奨学金も調べてみる価値はあります。大学独自の奨学金は、ここ数年で給付型が増えているので、条件に合えば応募してみましょう。給付型の奨学金を受給できれば、その分だけ、学費の負担は軽減します。親子で書類の準備をして高3の春に申し込みを 支援機構の奨学金は、今は受給者の7割が予約採用です。奨学金を借りる可能性があれば、必ず高3の春に学校で申し込みましょう。予約採用は年2回募集がありますが、2回目は第二種のみで決定通知も遅くなるため、できるだけ春に申し込みを。予約採用は、地域や学校に関係なく平等に審査されます。入学後に申し込む在学採用だと、大学ごとに採用枠が異なるため、採用率は低くなることも。予約採用の際に第一種が不採用で第二種になっても、在学採用で第一種への変更に再挑戦できます。予約採用はネットで申し込むため、学校のパソコンを使い、生徒本人が行うことが多いですが、世帯収入などの情報も必要なため、資料を見て、親も下書きなどを手伝ってください。申し込みコースは「第一種のみ」より、「第一種を希望するが、不採用なら第二種を~」を選ぶほうが採用されやすいですよ。●日本学生支援機構の手続きスケジュール奨学金アドバイザー久米忠史さんに聞きました!◉ 高校で申し込む予約採用は平等に審査される◉ 予約採用でダメでも、在学採用で再チャレンジできる◉ 予約採用で書いた金額などは最終手続きで変更・辞退も可能◉ 申し込みコースは「第一種」にこだわらない選択肢にする◉ 予約採用で決定したら、入学後には進学届の提出を忘れずに※申し込み・手続き期限などは学校ごとに決められているので注意予約採用在学採用高校3年生進学後翌年5月~6月10月下旬秋2月下旬4月5月~2月~3月在学中の高校で申し込み進学届を提出し最終手続き入学した学校で申し込み不採用の場合、入学先で在学採用にチャレンジ2回目募集に申し込み採用通知採用通知返還誓約書などの提出返還誓約書などの提出奨学金1回目の振込奨学金1回目の振込※以降は毎月、一定の日に振込※以降は毎月、一定の日に振込採用通知春6月~(4月・5月分に加え、申請した人は入学時特別増額貸与奨学金も併せて入金)(4月以降の分をまとめて入金)共通 「奨学金継続願」をインターネットで提出「奨学金なるほど相談所」のサイトを運営。高校、大学などでの講演多数支援機構の奨学金申し込みのポイント!!59

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