高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2016
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イントを押さえながら理解を深められるよう、友達と教え合って授業の復習をしたりしている。結果は満足! やればできることがわかった。 期末考査が終わったら、高校で初めての三者面談があった。まだ志望大学まで考えてないけど2学期には文理選択がある。好きなのは理系。でも1学期の点数は文系教科のほうが良かったしな…。理系にしろと家では言っていたけれど、先生の前では緊張していたのか、先生の言うことをただニコニコして聞いていたお母さん。まぁ、決めるのは自分だけどね。 待望の夏休み。普段見られない鉄道を見に遠出したいし、高校生なんだからバイトだってできるぞ! けれど、夏休みに夏期講習やインターンシップなど学校関連の行事が意外と多くて、それ以外の日は昼まで寝てたから思うようにはいかなかった。インターンシップではショウの班は市役所の観光課で職業体験した。高校生の視点で観光客を呼び込むアイデアを出したり、駅にポスターを貼りに行ったり、最初は緊張したけど市役所ってけっこうおもしろいことやってるんだとわかった。でもインターンシップがバイトだったらいいのにと思ったショウだった。 9月は新学期とともに文化祭の準備がスタート。準備で放課後遅くまでかかるため、帰りに学校近くのコンビニでカップラーメンとか食べながらおしゃべりするのが楽しい。中学の時、こういうのに憧れたよな。でも帰るとお腹がいっぱいで、家族と夕食をとることが少なくなってしまった。鉄研の先輩たちは文化祭で引退。3年生たちの「北海道新幹線に関する考察」は圧巻だった。先輩たち、今までお世話になりました。3年生はクラスの出し物のほかに、部活の発表や課題研究の発表もあって、受験勉強しながらやることが多いんだなと思った。ミク先輩の演劇部の公演も、こっそりしっかり見に行ったショウであった。次へのステップ1年生9月8月7月三者面談/三者面談は保護者の出番です。学年によって面談の内容は異なりますが、保護者と教員が、家庭、学校での子どもの様子を共有し、進路について話し合うことが目的です。子どもが進路についてどのように考えているか、家庭で会話するきっかけになる場です。バイト/高校生になって大人気分になった子どもがアルバイトをしたいと言い出したとき、保護者の対応のしかたが大切です。アルバイト経験は悪いことではありませんが、高校生の本分は学業。なぜアルバイトをしたいのか、お金がなぜ必要なのか、校則で許可されているのかを確認しましょう。夏休みの生活/高校生になって行動範囲や交友関係が広がり、羽目を外しすぎることもあるので、ある程度見守りは必要。また、学校の夏期講習などがない場合、生活リズムが乱れやすい夏休み。2学期からの登校に支障が出ないよう、起床・就寝時間は学期中と同じように促しましょう。教科を超えて総合的に物事を考えたり、プレゼンテーションしたりする能力を身につけるために、生徒が自分たちの興味や学校が設定した課題について情報収集、分析して成果をまとめる授業を、総合的な学習の時間などで取り入れる学校が増えています。公立高校でも8割以上がインターンシップを導入しており、2年生が中心ですが、1年生で実施する高校も少なくありません。導入形式は、授業の一環として実施したり、自治体、保育園、病院、民間企業などの受け入れ先に対して希望する生徒が応募するなど、学校によりさまざまです。内容も社員の補佐や事務作業を行うプログラムから、商品の企画立案を体験するケースまで多岐にわたっています。課題研究インターンシップ今の高校は、夏休みなどの長期休暇中に講習授業を行っている学校が少なくありません。生徒の進度による補講的なものから、進学校では塾並みに受験対策の授業を行っているケースもあります。夏期講習14for Parent 2016

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