高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2016
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勉強する気配がなかったり、ずっとスマホをいじっていたり…。そんなわが子に小言を言ってしまい、後で後悔したことはありませんか?子どものやる気を盛り上げるにはどうしたらいいのか、答えがないからこそ迷いますよね。そこで、先輩保護者に子どものやる気をサポートしたエピソードを聞いてみました。構成・文/菅家真理枝 イラスト/木村吉見  高校生といえば、自立心も芽生えてくる時期。勉強でも、部活など日々の活動でも、「言われなくても、自分で自主的に取り組んでほしい」と期待も高まりますが、実際はどうなのでしょうか。 そこで、高校生の保護者にアンケートを取ってみたところ、お子さんのやる気のタイプが「常にやる気満々」と答えた人は6・8%、「フツーに前向き」と答えた人の34・2%と合わせると約4割。残りの約6割の人は、「やる気が出たりなくなったり、日によって異なる」「やる気がない、感じられない」と回答し、どちらかというと、お子さんのやる気が出ない姿が印象に残っているようです。 そんな中、約85%の保護者が子どものやる気をサポートするための働きかけをしていることもわかりました。その方法は親子によって様々ですが、普段の生活の中で、お子さんのことをよく観察し、性格やその時の状態に合わせて、働きかけを工夫している様子がうかがえました。 次ページから、先輩保護者が子どものやる気をサポートするために働きかけた35のエピソードをご紹介。 高校生になったお子さんを見守る際の参考にしてもらえると幸いです。高校生のやる気アップに保護者はどうかかわる?保護者がそう思った訳(抜粋)【常にやる気満々】 「規則正しく勉強時間を取っている」 「自主的に宿題などの課題をこなしています」【フツーに前向き】 「言わなくても試験前などは自分で勉強している」 「適度にスマホやPCを使い、勉強もしています」【やる気が出たりなくなったり、日によって異なる】 「机に向かって何かしてるな~と思ったらスマホです」 「集中して勉強できる時とダラダラ過ごす時との差がある」【やる気がない、感じられない】 「毎日スマホばかりで、のんびりと過ごしてます」 「課題や出されたものはやるが、自主勉強は全くしない」84.8%の人が働きかけている「よくある」と「たまにある」で計84.8%が働きかけをすることがあると回答。「働きかけをすることはない」と答えた人に理由を尋ねると、「本人のやる気次第なので、言ったら余計にやらなくなる」「子ども自身に考えてほしいから」などの声がある中、「私が言わなくても、自分で勉強に取り組んでいるから」という声も。センパイ保護者300人に聞きました*アンケート概要:高校生の子をもつ全国の保護者(女性)300名に、インターネットで調査。調査期間:2016年1月上旬。調査協力:株式会社マクロミルあなたのお子さまのやる気は〝どのタイプ〞に当てはまりますか?常にやる気満々0204060(%)0204060(%)フツーに前向きやる気が出たりなくなったり、日によって異なるやる気がない、感じられないよくあるたまにあるないあなた自身は、お子さまのやる気をサポートするために、〝働きかけ〞をすることはありますか?42for Parent 2016

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