高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2016
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準備編進学資金は高3秋までに準備し、不足する分は奨学金などを検討する 進学にかかる費用を見て驚いた人もいるかもしれませんが、こうした費用は一度に支払うわけではありません。いつごろ、どんな費用が必要かを知って、今から計画的に準備をしていけば何とかなります。 まずは、初年度納付金と受験費用などを高3の秋までに準備しましょう。手元の貯蓄や学資保険から用意できれば理想ですが、足りなければ今からさっそく貯蓄を開始。2年目以降の費用は残った貯蓄と、その年の家計やボーナスから捻出する方法もあります。 最近は「高校から先は奨学金などで何とかしてほしい」と考える家庭もあるようですが、奨学金は入学後に受給するものがほとんど。受験費用や初年度納付金は入学前に必要なため、子どもだけに任せておくわけにはいきません。「最低でも初年度の費用は親が用意し、2年目以降の学費の不足分を奨学金などで補うような資金プランを立てましょう」(菅原さん)初年度の費用を確保してから2年目以降の費用を貯める●進学資金の基本的な考え方1年目受験費用入学検定料、交通費、宿泊費など初年度納付金入学金、授業料、諸会費など入学前後にかかる費用教科書代、定期代、新生活準備費、仕送りなど2年目以降学校納付金各年の前期・後期授業料などその他にかかる費用教科書代、定期代など自宅外通学の場合の生活費親が用意しておきたい分給付型奨学金貸与型奨学金教育ローン不足しそうな場合奨学金やローンを検討親が用意または家計から捻出進学にかかる費用検討する順番準備する方法教育費用の貯蓄こども保険学資保険123②③は返済が必要なので、最小限に抑えることが大切これから貯める分現在~入学手続きまで家計を見直したり、働き手を増やすなどして、貯めることも可能54for Parent 2016

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