高校3年生の保護者のためのキャリアガイダンス
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卒業式国公立大学二次試験開始(後期)国公立大学(前期)合否発表国公立大学(後期)合否発表国公立大学二次試験開始(前期)先生からのアドバイス国公立二次試験卒業式入学手続き私立と併願している場合、国公立の二次試験の時にはすでに合否判定がわかっている私立大学もあります。国公立は2月末からが本番。前期で片がつくか、後期まで持ち込むかによって、3月下旬ギリギリまで受験の1年は続いていきます。学校によっては3月の頭に卒業式があり、まだ子どもたちが受験真っ最中であることが少なくありません。そのため、進路が決まる前に卒業式を迎えることが往々にしてあります。合格通知をもらい、本人が入学意志を決めたら、すぐに手続きが始まります。入学金の納付など、保護者の最大の出番です。期日を間違えないよう、最大限の注意を払って手続きに臨んであげてください。保護者が入学金納付締切日に駆け込みで納付し、入金日が翌日扱いになって合格を取り消された実例もあります。手続きはゆとりをもって行ってください。進路関係 入試関連 学校行事もしもどこにも受からなかったら…後期試験は3月下旬まで行われています。受験した学校がすべて不合格でも、浪人も含めて次の道があることを示してあげるのが大人の役目。卒業式後も学校を頼れるので、相談に行ってアドバイスを仰ぎましょう。 ここまで挙げた1年間を乗り越え、今回、自身の体験を語ってくれた先輩大学生たちに、1年間を振り返った感想を聞いてみました。「センター試験の時に泣き出した人を見て緊張に飲み込まれてしまい、思うように力を発揮できなかったので、まわりに飲み込まれないためにも、試験会場を下見しておくなど慣れておくといいと思います」(川越さん)。「センター試験の結果が思わしくなく、ギリギリで志望を変更しました。模試ではずっと第1志望は合格圏内だったのですが、マークシート対策に勉強の配分ができていなかったと反省しています。センター試験は基本が大事なので、早めに基本固めが必要だと思いました」(庄村さん)。「当初友人たちが推薦を楽な道と低く見ている気がして、推薦を受けていることを言えなかったり、合格してもみんながまだ本番前なのでよろこびきれないといった、推薦特有のストレスがありました。後で杞憂だったことがわかりましたが、お互いへの配慮が大切ですね」(宝中さん)。 最後に笹先生に、保護者への激励の言葉をもらいました。「受験は子どもにとっても、保護者にとっても初めてのことです。模範回答をしようと気張らず、子どもと一緒に悩みながら成長してください。子どものことを一番わかっているのは保護者自身です。一般論よりも17年間育ててきた『自信』で子どもに接してください。 受験するのもこれから生きていくのも子ども自身です。社会に出た後にさまざまな決断を迫られます。この時期に自分で選択できるかどうかは『決断できる人間』になれるチャンス。自分の道は自分で決める。主役は子ども。保護者は良き助演者でいてください」。受験するのも、これから生きていくのも子ども自身。自分で決めることが大切後期試験で三重大学に合格!春休みに念願の、カシオペアに乗っての北海道旅行!私立に落ち、志望の公立大学が高倍率と知ってショック前期試験で公立大学に不合格第1志望の国立がダメだったものの、最後まで頑張ろう!父が探してくれた東洋大学に合格!スポーツジムに通うなどして過ごす13for Parent 2016
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