高校3年生の保護者のためのキャリアガイダンス
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発行人山口文洋編集人山下真司編集顧問角田浩子編集デスク荻原美佳(ウィズ・インク)編集スタッフ長島佳子 菅家真理枝 清水由佳(トライ・アングル企画)光田洋子(インタープレス) 三浦美紀(インタープレス) 増田 円 瀬下麻衣 沖崎 茜メディアプランニング関 淳生 立花雄樹 アートディレクション桑原文子(KuwaDesign)デザイン桑原文子 熊本卓朗(KuwaDesign)プリンティングプランニング小林 暁 生田美幸プレイスプロモーション松木政幸 伊勢谷利子 田畑香織 林 健一スタッフ発行所株式会社リクルートホールディングス本社東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワーTEL 03-6835-1111(代表)デジタルプリプレス株式会社リクルートコミュニケーションズ印刷・製本株式会社廣済堂非売品 Printed in Japan 校内で教材として使用する以外の本誌の記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。©株式会社リクルートホールディングス 早いものでもう最終学年。子ども以上に保護者も気が引き締まる思いになります。わが子だからこそ、応援したい! それは当然の気持ちです。子どもにとっても保護者の応援は嬉しいもの。大切なのは、その距離感。見守っていてくれる安心感は、子どもにとって何よりも心強いもの。この一年、保護者として子どもにどう向き合っていくか。この本が少しでも参考になれば幸いです。 (山下)映画やドラマの感想で気が合う長女。受験の間はすぐに話したいのを我慢して「終わったら一緒に見よう」とネタを貯め込んでいたのですが、大学進学後は一転、バイトへサークルへの毎日で母の入り込む隙間なし。あんなに早く終わってほしかった受験の1年が、実は子育て最後の1年だったのだなぁとつくづく感じています。 (荻原)今回取材した先輩大学生たちが、みんな高3の夏休みもほとんど登校して勉強していたと聞き驚きました。受験は塾の存在感が大きいと思い込んでいましたが違う実状を垣間見ました。高校の先生方は皆、「先の見えない時代にどう生徒を社会に送り出すか?」と語られます。受験制度だけでなく高校の先生方の取組みも負担も、昔とは全然違うのですね。 (長島)娘が高3の夏、オープンキャンパスに同行してみました。大学内を見学して「わあ」とか「へえ」とか言っていたのは私の方で、娘はいたって冷静。実際に大学の先生から学科の説明を聞いて、何をどう学ぶのか、自分はそこにいたいか、イメージできたようですが、もう私の意見は必要とされず…。頑固なのか?成長したのか?不明です。 (菅家)日頃、多くの大学生と話す機会があり、高校時代に話が及ぶこともよくあります。そんな中で、進路を自分で決めた自覚がある学生ほど、学生生活を充実させている印象を持ちます。突然の進路変更には、様々な心の揺れが隠されています。そんな葛藤を、自分で決めて乗り越えられるよう背中を押してあげたいものです。 (清水)毎年春先には、取材に限らず個人的にも、進学費用に関する話が耳に入ってきます。今年は「高校受験と大学受験が重なって、滑り止めの入学金の支払いだけで2人合わせて○十万円も余分にかかった」という話から、「5人兄弟なので大学費用は奨学金やバイトで何とかするのがルール」という人まで、十人十色。進学費用の悲喜こもごもは、まだ当分、話が尽きません。 (光田)高校3年の1年間にかかる費用を取り上げてみて、改めていろんなお金がどんどん出ていくと思いました。どんなタイミングでお金が出ていくかを知り、前もって準備することで、少しでも読者の方の不安が解消されることを願います。そして、来年の今頃は皆さんのお子さんが希望の大学や専門学校に進学できますように…。 (三浦)編集後記全国高等学校PTA連合会推薦取材・アンケートは2015年に実施したものも含まれるため、回答者の所属/肩書などは現在のものと異なる場合があります。高校3年生の保護者のためのキャリアガイダンス53for Parent 2016
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