高校生の保護者のためのキャリアガイダンス2017
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冬休み春休み●個人面談●模試・外部テスト●期末テスト●模試・外部テスト●模試・外部テスト●学年末テスト●卒業式●一般入試 ガイダンス◆文転を考える子どもも理系を選択していた子どもが、途中で文系に変更する「文転」。模試の成績でショックを受けて文転を考える子どももいますが、転向はリスクも大。慎重に検討すべきことです。◆センター試験の自己採点後はセンター試験の自己採点で子どもが落ち込んでいたり、ボーダーラインで迷っていたときは、経験豊富な担任や進路指導の先生に相談するのが一番。保護者は慌てず、相談を促しましょう。変化の激しい時代に生きる子どもたちを見守りながら3年間の成長を楽しもう11月12月1月2月3月入試直前まで模試があり、出願の判断材料に。最後まで学力は伸びるため、模試の判定も変わってくる。困難を乗り越えた自信と、たくさんの思い出をたずさえ、入学時よりひとまわりもふたまわりも成長した姿が見られる。一般入試受験者に対して出願に関するガイダンスや個別指導が行われる。周囲に推薦・AO入試による合格者が出始め、一般入試受験者は焦りや不安が大きくなる時期なので、受験に向けて改めて気持ちを引き締める意味もある。 高校生活の集大成である3年生。行事や部活動の中心として活躍するとともに、毎月のように模擬試験があり、否が応でも受験体勢のムードに。「3年生なのに体育祭に夢中で」と心配になる保護者もいますが、行事や部活動は勉強のストレス発散でもあり、準備や練習をやりきった達成感が、受験勉強を乗り越える原動力にもなります。秋の文化祭や部活動の引退を機に、受験モードのスイッチが入ります。ここから急激に伸びる子どもも少なくありません。学校行事の満足感が受験勉強のエネルギーに 社会での職業や業種が複雑化しているように、今の大学などの学部・学科も多様化しています。その中から、志望校を絞り込むまでには、子どもたちに迷いはつきものです。 「子どもが進路で迷うと、保護者も不安になるものです。保護者向けの進路ガイダンスに参加して情報を得ておくと、子どもと話す時にも『親はわかったうえでかかわってくれている』と信頼につながります」(小島先生) 進路を決めるのは本人ですが、進学費用を出すのは保護者の役割です。子どもが希望する進路にかかる費用を準備するためにも、志望先は知っておきたいもの。子どもが家庭の事情を勝手に思い込んで、志望をあきらめるケースもあります。保護者はどれくらいなら準備してあげられるか、進路先の情報を収集しながら、家庭で話し合っておきましょう。 さまざまな学校活動や受験を乗り越え、自身で選んだ進路を歩み始めるとき。頼もしく成長した子どもたちの姿を見る日を楽しみに、見守っていきましょう。入学手続き締切入学手続き締切一般入試二次試験入学手続き締切AO入試推薦入試センター試験一般入試入学手続き(随時)入学手続き(随時)推薦・一般入試推薦入試(公募・指定校)このスケジュールはモデルケースで、行事・指導の最適な時期は学校によって異なります。迷いながら成長していく子どもたちの自立を見守ろう19for Parent 2017
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